中国のアニメーターの収入が52万!?『池上彰のニュースそうだったのか!!』の放送内容が物議

21日に放送された『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)で放送された中国と日本のアニメーターの収入の話に異論が噴出している。

この日、同番組では『今 日本は「安い国」になっている!?徹底解説』と題して、日本のランチ価格やビックマックの価格、スポーツブランドランニングシューズの値段の高さなどを諸外国と比較していた。その中で日本と中国のアニメーターの月収の話題もあった。

内容は、中国はアニメを政府がバックアップしており、税金優遇などをしていて給料が高く、日本のアニメーター月収が19万円に対し中国ならば52万円で、現在では日本のアニメ会社が中国アニメの下請けもやることもあるというものだった。

この件に関し放送後、複数の中国人のアニメーターから、この収入は中国国内のトップクラスのアニメーターの給金で、殆どのアニメーターは月収19万円を大きく下回る額しかもらっていないとTwitterで投稿があった。

その後、日本人からも「池上彰のやつだったのか 嘘をテレビで放送しないで欲しいんだけど 何考えてんの」「日本アニメーターの薄給は問題だけど、指摘の通り、ピンとキリで比較するのは正しくないし、キャラが池上解説のそれな時点で、煽るための情報としか思えない」とネットで批判が噴出し、「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」という政治アナリストの伊藤惇夫氏が言った言葉を引用する人も見られた。

ただ、19万円という日本アニメーターの月収の低さに、衝撃を受ける人もおり、「あれだけの技術では仮に手取りで19万でさえ低い……彼等にもっと給料あげて、アニメオタクは沢山お金落としてるはずだよ!!」といった意見も見られた。

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