津田寛治さんがパーソナルブック「悪役」 6月25日出版「本を出すのは最初で最後」

津田寛治さんのパーソナルブック「悪役」の表紙

 福井新聞社は6月25日、福井県福井市出身の俳優津田寛治さん(56)の自叙伝やエッセー、インタビューなどを収録したパーソナルブック「悪役」を出版する。出版を記念したトークショーと津田さんの絵画展(ともに福井経編興業特別協賛、テアトルサンク協力)も開く。

 津田さんが書籍を出すのは初めて。役者として数多く演じ、自身の存在の証しだという「悪役」をタイトルに選んだ。自叙伝のほか、悪役に対する思いや敬愛する映画の紹介、津田さんが手掛けた小説や絵画などを284ページにわたって載せている。

 トークショーは6月25日午後7時から福井市のテアトルサンクで。「本を出すのは最初で最後」という津田さんの執筆のこだわり、7年に及んだ制作秘話などパーソナルブックの魅力を語る。チケット(書籍代含め税込み2700円)が必要で、入場時に直筆サイン入りの「悪役」を配布する。福井を舞台にした津田さんの監督作品「カタラズのまちで」も上映する。

 福井新聞社・風の森ギャラリーでは6月26日から7月3日まで、自身初の絵画展を開く。長年にわたって描きためた多彩なモチーフの油彩画やパステル画など約30点を展示する。入場無料。

 パーソナルブックは1870円(税込み)。県内主要書店や福井新聞社本社などで販売する。トークショーのチケットは本社読者センター、テアトルサンクで購入できる。

 問い合わせは福井新聞社営業事業局=電話0776(57)5180。

© 株式会社福井新聞社