エンゼルスが右腕・マイヤーズをDFAに ラガレスがメジャー昇格

日本時間5月27日、エンゼルスはブルージェイズ4連戦がスタートするが、メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者によると、救援右腕マイク・マイヤーズをDFAとし、ベテラン外野手フアン・ラガレスをメジャーへ昇格させることが決まったようだ。エンゼルスはアクティブ・ロースターに外野手が3人しかおらず、テイラー・ウォードの欠場中はユーティリティのタイラー・ウェイドを外野で起用。ジョー・アデル降格後、「外野4番手」の不在が課題となっていたが、ラガレス昇格でようやく解決しそうだ。

現在30歳のマイヤーズは今季がエンゼルス3年目のシーズン。移籍1年目の2020年は短縮シーズンのなかで29試合に登板して2勝0敗2セーブ、5ホールド、防御率2.10の好成績をマークし、昨季もブルペンの中心的存在として72試合で5勝5敗2セーブ、18ホールド、防御率3.84を記録した。しかし、今季はここまで15試合に登板して1勝0敗0セーブ、1ホールド、防御率5.40と不安定なパフォーマンス。新戦力の加入やジミー・ハーゲット、オリバー・オルテガの台頭で昨季に比べてブルペンの層が厚くなったこともあり、昨季のブルペン陣からの数少ない生き残りだったマイヤーズはDFAでロースターの40人枠から外されることになった。

現在33歳のラガレスは昨季終了後にエンゼルスからFAとなり、無所属の状態が続いていたが、今月上旬にエンゼルスとマイナー契約。AAA級では7試合に出場して打率.308、0本塁打、6打点、OPS.841をマークしていた。日本時間5月27日のブルージェイズ4連戦の初戦には「7番・ライト」でスタメン出場することが発表されており、ウォードがスタメン復帰できるようになるまでの期間はライトを守る機会が多くなりそうだ。ウォードのスタメン復帰後は外野3ポジションを守ることのできる「外野4番手」としての役割を担うことになる。

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