埼玉県警浦和署は24日、詐欺の疑いで、上里町七本木、自称会社員の男（35）を逮捕した。
逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、24日午前9時40分ごろから数回、さいたま市中央区の無職女性（86）方に区役所職員などを名乗り、「累積保険金の書類が届いてないか」「手続きをしないと保険金が戻らない」「キャッシュカードと通帳を取りに行く」などと電話をかけ、同日午前11時ごろ、女性方を訪れてキャッシュカード1枚と通帳1通をだまし取った疑い。口座からは現金10万円が不正に引き出された。
同署によると、現金が引き出されたATMの防犯カメラの映像から男が浮上。浦和駅周辺を警戒していた警察官が特徴とよく似た男を見つけ、事情を聴いたところ、関与が分かった。男は現金を受け取る役の受け子とみられ、「通帳とキャッシュカードを受け取ったことは間違いない」と容疑を認めているという。
