絶景が!埼玉・長瀞でハナビシソウ見頃、6月上旬まで楽しめる 日が当たると開き、暗いと閉じる6色の花

敷地いっぱいに咲き誇るハナビシソウ=26日午前、長瀞町長瀞のハナビシソウ園

 埼玉県長瀞町長瀞の花の里にあるハナビシソウ園が見頃を迎え、オレンジや白、黄、紫など計6色の鮮やかな花が来場者を楽しませている。

 ハナビシソウは北米西部を中心に分布する一年草で、山腹や丘陵など日当たりの良い乾燥した場所に群生。多くの自生種が分布するカリフォルニア州では、カリフォルニア・ポピーとも呼ばれる。花径は5~7センチ程度で4枚の花弁を持ち、日が当たると開き、暗くなると閉じる。

 花の里は国指定重要文化財の旧新井家住宅に隣接し、敷地面積は約1ヘクタール。北面のハナビシソウは見頃が過ぎたものの、中面、南面は日の光を浴びながら元気に咲き誇り、6月上旬まで楽しめる。園関係者は「曇天の日や夕方は花が閉じてしまう。午後3時ごろまでに来場し、花の絶景を楽しんでほしい」と話している。

 環境整備協力金は大人200円、高校生以下無料。問い合わせは、町産業観光課(電話0494.66.3111)へ。

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