長嶋一茂 上海ロックダウンめぐり心配 「コロナよりも健康に悪影響を与えていないか」

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司会の羽鳥慎一が「ロックダウンが続く上海で外出が許可された人々がスーパーに殺到し、大混乱になっています」と切り出し、中国のSNSに21日(2022年5月)に投稿された映像が27日の放送で紹介された。

スーパー前に大行列

マンションのゲート前に人、人、人......。ゲートが開くと一斉に走り出して向かった先はスーパーマーケット。外出時間には制限があるためた。スーパー前にも大行列で「見てくれ、この行列。命のほうが大事だから並ぶのはやめよう」という人や、「すでに1時間並んでいるのにまだ中に入れない」と訴える人。中に入れたとしても、またレジに大行列ができていたという。スーパーの外のスペースにはテントがいくつも設置され、あちこちに洗濯物が干されている。これはスーパーの従業員たちのもので、帰宅すると外出できなくなるので帰宅せず、テントで生活しているからだ。

5月19日の投稿では、街のいたるところで屋外散髪が行われている。これは外出できない美容師の自宅前で、散髪をしてもらっている人たちだ。駅に向かう道にも上海を脱出しようとする人々の大行列ができている。しかし列車の本数は減らされており、駅に泊まり込んで並ぶ人もいる。乗車券を普通より7万円高く転売して逮捕された人も出たという。

テレビ朝日上海支局の高橋大作支局長は5月26日に60日ぶりに外出許可が出て、買い物に出かけたという。与えられた外出許可証とスーパーの招待券を持ち買い物に出かけた。許可された外出は2時間だけだという。

高橋支局長の自宅付近はSNSで見た光景とはまるで違う。人がほとんどいない。ブティックは営業しておらず、ショーウインドーにはまだ冬物の服が飾られている。街には春節のポスターが貼られたままで、多くの店舗は閉店。出会うのは防護服を着た、市職員ばかりでゴーストタウン化している。スーパーの店内もガラガラで、明かりも暗い。高橋支局長は「廃墟みたいだ」と呟いた。高橋支局長は果物、肉、ソーメンと?つゆなど27品目、約2万円の買い物をして「自由に買い物ができるのが嬉しい」と述べた。

現地支局長「体力は落ちている」

高橋支局長が外出したのは町の中心部で、スーパーに殺到する映像は郊外のものなので、様子が違うのではないかという。高橋支局長の次の外出可能日は29日の日曜日が予定されているという。

テレビ朝日の玉川徹は「上海の人たちが大変な思いをした経験を今後に生かしてほしい。実際に感染者数も25日には338人にまで減っている。中国の感染対策がどれだけ効果があったのかを科学的に分析して、次の道のワクチンに備えてほしい。それが上海の人たちが大変な思いをした意味になる」と指摘。

バイオリニストの廣津留すみれが「60日間外出できず、運動不足などはどのように解消していたのか?」と聞くと、高橋支局長は「大きなペットボトルに水を入れて持ち上げたりしていた。しかし今回2時間歩いて買い物しただけで足腰にきた。体力は落ちている」と答えた。

スポーツキャスターの長嶋一茂は「上海の人たちが気の毒だと思っている。この政策には疑問だらけだ。感染者数は確かに減っているが、ロックダウンで、コロナよりも健康に悪影響を与えていないか心配している」とコメントした。

羽鳥は高橋支局長に向けて「体調に気を付けて取材を続けてください」とねぎらった。

(バルバス)