
旧国鉄の分割民営化で中心的役割を果たし「改革3人組」の一人と呼ばれたJR東海名誉会長の葛西敬之(かさい・よしゆき)氏が25日午前5時27分に間質性肺炎のため死去した。81歳。東京都出身。
1963年に東大法学部を卒業し国鉄に入社。主に経営企画や労務を担当し、職員局次長時代に分割民営化を推進、井手正敬元JR西日本社長や故松田昌士元JR東日本社長と共に「改革3人組」と呼ばれた。87年の分割民営化後はJR東海に移り、取締役総合企画本部長に就いた。
95年6月に社長就任、04年6月から会長。14年に名誉会長となった。20年6月、取締役を退いた。