オミクロン株の新たな派生型「BA・2.12.1」大阪で初確認 海外渡航歴ない50代男性、市中感染か

 大阪府は5月27日、新型コロナウイルスのオミクロン株派生型「BA・2.12.1」の感染者1人が府内で初確認されたと発表した。50代の男性で症状は軽症。海外渡航歴がなく、市中感染とみられる。

 府によると、男性は23日に感染が判明。濃厚接触者となった家族からは、同じ派生型は検出されていないという。

 BA・2.12.1は感染力が高いとされ、東京都も24日に感染者1人が初確認されたと発表している。大阪府庁で取材に応じた吉村洋文知事は「米国では感染の波を起こしている。(大阪での)置き換わりのスピードを注視したい」と述べた。

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