JTB、22年3月期は284億6,100万円の最終黒字 不動産や株式売却で

JTBは、2022年3月期の連結決算を発表した。

売上高は5,823億2,300万円、営業損失は48億8,000万円、経常利益は38億6,600万円となり、最終損益は284億6,100万円の黒字となった。不動産や関係会社株式の売却による特別利益の計上により、最終損益は黒字化した。

商品・サービス別の売上高は、国内旅行が1,749億1,700万円、海外旅行が21億4,100万円、訪日旅行が301億3,300万円、グローバル旅行が37億4,900万円、旅行以外が3,713億8,300万円となった。

連結対象会社数は国内21社、海外90社、持分法適用会社19社の計130社となり、前期末より27社減った。従業員数は19,510名で、同じく4,275名減少した。

2023年3月期は、営業利益を63億円と黒字転換し、2期連続の最終黒字を見込む。旅行市場は2019年度と比べ、国内旅行で90〜100%、海外旅行と訪日旅行で20〜30%を予想している。会議・イベントの運営や企業・行政へのBPOサービスも拡大する。

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