岡山県、新規感染者3週間ぶり減 ゴールデンウイークの影響薄れる

 岡山県は27日、直近1週間(19~25日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。新規感染者数は4228人と3週間ぶりに減少し、病床使用率をはじめとする各種指標も改善。ゴールデンウイークに人の移動が活発化した影響が薄れつつあるとみている。

 県によると、1日当たりの新規感染者数は1週間を通じて前週の同じ曜日を下回り、合計は前週(12~18日、4754人)より約1割減少。クラスター(感染者集団)の発生は32件だった。

 医療現場の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が17.1%と前週を5.3ポイント下回った。10万人当たり療養者数は260.4人(前週291.9人)、市中感染の広がりを表すPCR陽性率は37.5%(同41.7%)といずれも改善した。

 ただ、状況は改善しつつも感染者の高止まりは続いているとして、全体のレベル判断は医療への負荷が生じ始める「レベル2」を維持する。

 県新型コロナウイルス感染症対策室は「4回目を含めワクチン接種をいっそう推進し、感染の抑え込みを図りたい」としている。

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