広島市内にある牧場が、「放牧」に向けたプロジェクト進めています。目指すは、地域に根ざした牧場。27日は、牛たちが食べる牧草の苗を植えました。
広島市佐伯区の湯来町にある「サゴタニ牧場」です。2030年には、放牧して育てた牛から乳をしぼることを目標に準備を進めています。
27日は、牛たちが食べる牧草の苗を植えました。
砂谷 久保宏輔副社長
「放牧を始めときからたいへんお世話になっていて、何度も足を運んでもらっている」
日本草地畜産種子協会 梨木守 放牧アドバイザー
「まだ放牧始まってないです(笑)」
東京から “牧草地のエキスパート” を招き、指導を受けながら植えていきます。
実は去年の秋、種まきから牧草地作りに挑戦しましたが、十分な成果は出ず…。今回は、2種類の苗を植えての再挑戦です。
梨木守アドバイザー
「自分ところで生えている牧草をエサに牛乳をしぼることは生産者も消費者にとってもそんな牛乳を好むのでは」
砂谷 久保宏輔副社長
「秋ごろに根付いていれば、それからは広がっていくのでは」
牛舎では、広島市内や府中町から3つの保育園が訪れ、園児たちはエサやりや乳しぼりを体験していました。
府中ひかり保育園 原孝理事長
「大きい生き物を見る・触れることが子どもたちにはない経験なので、感動して喜んでいます」
サゴタニ牧場 久保尚彦さん
「この牛から美味しい牛乳がしぼれるんだと。目で見て、自分でしぼってみて、自分で飲んで、また感じ方が違うと思う」
地域に根ざした牧場を目指し、新たな取り組みに挑戦する酪農家の思いは、まだまだ続きます。