エムバペ残留でドロ沼…仏リーグ会長、スペインリーグ会長への反訴検討

レアル・マドリーへの移籍ではなく、PSGとの契約延長を決断したキリアン・エムバペ。

ラ・リーガはUEFAなどに対してPSGへの提訴を行うと発表した。

リーガのハビエル・テバス会長は「昨季7億ユーロの損失を出し、すでに6億ユーロ以上の給与総額がありながら、PSGが大金でエムバペと契約を更新するのは、サッカーに対する侮辱だ。アル・ハライフィは欧州スーパーリーグ並に危険だ」とのメッセージを出している。

これにリーグアンのヴァンサン・ラブーン会長も応戦する構えを見せた。

「レアル・マドリーは世界最高給の選手2人をベンチに置いている。バルセロナには15億ユーロ(2046億円)の負債がある。EU司法裁判所がレアルとバルサは国からの違法な援助を受けていたと認定したにもかかわらずだ」と述べたのだ。

【関連】レアルが「獲得失敗した」10名の超有名選手

また、『The Times』によれば、UEFAに対してこのような書面を送ったという。

リーグアン会長

「我々はテバス氏への法的措置を検討している。

それはあまりにも長期に渡るものであり、我々のリーグに明らかな損害を与えている。

テバス氏の度重なる中傷は、リーガによる不当な競争行為だ。

我がリーグのフラッグシップクラブ(PSG)への信頼を貶める有害なものであり、経済的パートナーとの信頼関係を壊すことを直接の目的にしている」

テバス会長のPSGに対する中傷は看過できないとして法廷闘争に持ち込む可能性を示唆したようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社