UEFAチャンピオンズリーグ決勝で激突するレアル・マドリーとリヴァプール。
元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは両チームでプレーした経験を持つ選手のひとりだ。
彼は『Daily Mail』で今回の対戦をこう予想している。
マイケル・オーウェン
「リヴァプールはレアル・マドリーよりもいい。圧倒できるかもしれない。3-1か3-0が自分の予想だ。
合理的に説得力のある形で打ち負かすことができると思う。
いまのリヴァプールは並外れたチームであり、レアルの手に余る。
レアルは決勝に辿り着くまでに驚異的なことを成し遂げてきたよ。
タイトルに自分たちの名前が刻まれていると信じているはずさ。
チェルシー戦は信じられないものだったし、マンチェスター・シティもやられ方に仰天させられた。
とはいえ、リヴァプールは経験豊富だし、非常にいい。
レアルとやり合いになることは望まないだろう。レアルはノウハウや接戦の勝ち方においては、究極のチームだからね。
私が人生の半分をリヴァプールで過ごしたことは誰もが知っている。誤解して欲しくないが…」
「(レアルでも)素晴らしい1年を過ごしたし、素晴らしい人達と会い、最高の経験ができた。
あのスタジアムで白のユニフォームを着てプレーするのは大変な名誉だったし、全ての時間が大好きだったよ。でも、自分はリヴァプールを推す。
リヴァプールがかなりボールを持つだろう。レアルはサラーやマネが走り込む裏のスペースを消そうとしてくるだろうからね。
ただ、レアルが深い位置取りをしようとするのは、リヴァプールをハイラインでプレーさせてカウンターを狙うためでもあるはずだ。
どんな対戦相手もリヴァプールを倒す方法は背後を狙うことだと考えるはずさ。
(右SB)トレント・アレクサンダー=アーノルドが前に出た時、ヴィニシウス・ジュニオールはそのポジションでリヴァプールに大打撃を与えることができる。
(リヴァプール対策として)誰もが同じことをやっているし、やろうとしている。実際にできるかは別問題だ。
レアルがリヴァプールのハイラインを狙うのは間違いない。トレントがかなり前に出るので、ヴィニシウスが武器になると考えているはずさ。
カルロ・アンチェロッティ監督はそのエリアを晒そうとしてくるだろうし、ヴィニシウスが大きな要素のひとつになるだろう。
カリム・ベンゼマは絶好調だが、その裏をかいて、ヴィニシウスのスピードで餌食にしようとしてくるかもしれない。
リヴァプールは何があっても同じプレー、同じフォーメーションでくる。彼らがサプライズをするとは思わない」
リヴァプールはレアルを上回っており、3-1か3-0で勝利すると見ているようだ。
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注目のファイナルは日本時間29日(日)午前4時にキックオフされる。