小児急性肝炎、世界で650件に

33カ国報告とWHO

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スイス・ジュネーブのWHO本部(AP=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日、原因不明の小児急性肝炎の可能性がある患者が、今年4月から世界33カ国で650件報告されたと明らかにした。このうち9人が死亡し、少なくとも38人が肝移植を必要とした。さらに精査が必要な症例も99件あるとしている。

 報告が最も多かったのは英国の222件で、米国の216件が続く。日本は31件で米英に次ぐ多さとなっている。WHOは世界的な感染拡大の危険性評価を、現時点では「並」としている。

 欧州疾病予防管理センターが欧州での症例を調べた結果、75%は5歳未満で、A―E型の肝炎ウイルスは原因ではないとみている。