手足口病が増加、沖縄で流行警報 6年ぶり発令 直近1週間で674人

 沖縄県は27日、県内で手足口病の患者が増えているとして、流行警報を発令した。発令は6年ぶり。直近7週間(4月4日~5月22日)の患者数は674人で、年齢別では1歳が267人(39.6%)で最も多く、次いで2歳が192人(28.5%)、6カ月以上12カ月未満が84人(12.5%)、3歳が74人(11.0%)、4歳が27人(4.0%)。

 16~22日の保健所別定点医療機関当たりの患者報告数は那覇市保健所が6.57で最も多く、次いで中部保健所が5.92、南部保健所が5.5、宮古保健所が3.5、八重山保健所が1.5。北部保健所管内では現在報告はないものの、今後注意が必要としている。

 手足口病は口の中や手足に発疹が見られ、発熱を伴う場合もある。

(嶋岡すみれ)

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