「日本のお米は日本で食べてこそおいしい」のはなぜか―華字メディア

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2022年5月25日、日本華僑報網は、「どうして日本のお米は日本で食べてこそおいしいと思うのか」とする文章を掲載した。以下はその概要。

稲作文化は弥生時代に中国の江南地方から日本に伝わった。それ以降、日本人が稲作文化を極致まで発展させたことは確かである。新型コロナの感染拡大が起きる前、日本を訪れた中国人観光客は炊飯器だけでなく、お米さえも背負って帰国したというが、そこまでする意味はないように思える。なぜかと言えば、日本のお米がおいしいのは品種の良し悪しだけでなく、炊飯器や米の炊き方といった要素も相まって初めて成り立つものだからだ。

まず、日本人によるお米の保存方法に注目だ。お米にも鮮度があり、買ってきて袋のまま置いておけばお米が徐々に酸化して、品質が下がってしまう。そこで、日本人は買ってきたお米を密封容器に保存するのだ。しかも、新鮮なうちに食べきるために1回あたり2〜5キロ入りのお米を購入するのである。

次に、日本人はお米を炊く時に正確に計量する。実はこれもご飯の味の良し悪しを決める重要なポイントだ。そして、洗米にも注意が必要。五本指を立てて、優しく洗うこと。両手で擦るように洗ってはいけない。栄養分が流れ出すだけでなく、米の鮮度も下がってしまう。また、やはり鮮度に影響するため、35℃以上の水を使って洗米してはいけない。洗い始めの水は吸収しやすいので、素早く洗ってすぐに捨てること。そして、洗米に10分以上かけないように気をつけよう。

お米を洗い終わったら釜の目盛りに合わせて水を注ぎ、釜を軽く揺すって米を水中に均一に沈める。釜を炊飯器にセットしてボタンを押せば、香り豊かなご飯が炊きあがる。ミネラルウォーターや純水など、米炊きに使う水にもこだわれば、おいしさも一段階アップする。

そして、日本のお米がおいしいもう一つの理由は、日本人がお米と料理の相性を大切にしているから。例えば和食にはコシヒカリ、洋食ならひとめぼれ、中華ならななつぼしといったように、料理に合わせて相性の良いお米を選んで食べるのだ。

だから、日本のお米は日本で食べてこそおいしい。中国に持ち帰れば日本のご飯炊きに必要な要素をすべて揃えるのが難しくなり、どうしても味が落ちてしまう。日本からお米や炊飯器を買って帰ってきても、あまり意味がないのである。(翻訳・編集/川尻)