「MUSIC BLOOD」#60 鈴木雅之が音楽の原点にまつわる話やアニソンとの出会いを語る

毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストは鈴木雅之さんでした。トークでは鈴木さんの音楽の原点にまつわる話や、アニソンとの出会いに関することなどを中心に語ってもらいました。ライヴでは3人組ガールズバンド・SILENT SIRENのすぅさんを迎えて制作した新曲『GIRI GIRI』と、YOASOBIさんの『怪物』のカヴァーを披露。ここではオンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートします。

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ゲストは鈴木雅之さん。グループデビューから42年、ソロデビュー35年の”ラヴソングの王様と呼ばれる”日本を代表するヴォーカリストでありながら、現在はアニソンという新たなステージで若者を熱狂させている。鈴木愛理とコラボした楽曲はYouTube総再生回数8500万回を数え、海外でも動画がバズりまくり! 今回は進化する65歳、鈴木雅之のMUSIC BLOODに迫ります!

のっけから「今回のゲストはアニソン界の大型新人ですよ」と田中さんが興奮気味に話すと、その呼び方に千葉さんが「いやいやおかしいでしょ(笑)! レジェンドですから!」と早速ひとツッコミ。「僕は事務所の先輩なのでお会いしたことはありますよ。ダンディーでお茶目な部分を見せてくれると思います」と言う千葉さん。「レジェンドを前に今日はかなり緊張してるけど…」と弱音を吐く田中さんですが「僕なんかその倍は緊張してますから(笑)!」。二人ともガチガチの状態でスタートです!

以前番組に出演した際、CHEMISTRYさんや鈴木愛理さんが鈴木さんのことを”マーチンさん”と呼んでいたことから「僕らもマーチンさんってお呼びしてもいいですか?」と、怯えながらお願いすると鈴木さんは「ぜんぜんいいですよ」と快諾。さらに「雄大は同じ事務所なのにそう呼ばれたことがないから今日はそれでいこう」と言われ「ありがとうございます!」と千葉さんも嬉しそうに語ります。

そんなマーチンさんは、CHEMISTRYさんと鈴木さんの出演回を見ていてくれたそうで、MC二人は大喜び。「僕のことを話してくれてすごく嬉しかったです。もともとCHEMISTRYのプロデューサーの人(松尾潔)と仲良しで、彼からCHEMISTRYの話は昔から聞いていましたし、音楽仲間として以前からイベントに参加してくれています。同じく愛理も鈴木雅之ファミリーの大事な一員です。みんなで同じ目線で音楽をできることがすごく嬉しいですね」

かなり緊張していたMCの二人も、この頃になると大分ほぐれてきた様子。ここで田中メモから、マーチンさんがワンちゃんとスイーツが大好きという情報を入手している旨を伝えると、サングラス越しに相好を崩します。「子どもの頃から16歳まで柴犬を飼っていたこともあって犬は大好きです。スイーツも大好きですが、特におはぎに目がなくて(笑)。日本のソウルフードですよね。ツアーではステージが終わった後に舞台監督と二人で反省会をしながら、おはぎとほうじ茶をいただくというのがルーティーンになっています。昔はこしあん派でしたが、今は粒あんに浮気しちゃって(笑)」。

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さらに田中さんから、アニソンを歌うことになった経緯を訊ねます。「還暦を迎えた時、それまでは還暦がゴールだと思っていたのですが、還暦を迎えた瞬間に、歌いたい歌がまだまだたくさんあることに気づいたのです。そんな時にアニソンを歌ってみませんかというオファーをいただいて、(新たなチャレンジとして)やらせていただくことにしました」

またマーチンさんは数多くのアーティストとコラボしていることでも知られていますが、
その原点について、当時購入したというレコードを見せてくれつつ言及します。「小学5年生の時にお年玉で買ったシングルレコードが、このサム&デイヴというデュオだったのです。姉の影響もあったのですがものすごく好きで、自分の中で、音楽=デュオというのが当たり前になっていたのかもしれません。あと両親も音楽が好きで、音楽に関してはすごく寛容だったことも今の自分の要素になっていると思います」

気になるのは、マーチンさん自身が他のアーティストとコラボをする基準。田中さんが訊ねると、ここでもマーチンさんは自然体で。「特にないですよ。単純に音楽が好きだから、楽曲を聴き込んでいると自分の中で、グッとくる瞬間があるんです。それはプロで活動しているミュージシャンの楽曲には必ずあるので、そこを聴き逃さないようにしています。年齢なども関係ないですね」

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そんなマーチンさんが最も注目しているアーティストがYOASOBI。「コロナ禍になり、思うようにライヴができなくなったことで音楽を聴く機会が増えた中で、YOASOBIの楽曲に出会いました。聴いた時に感じたのは、これぞまさに現代のラヴソングを作るアーティストだなって。小説を題材にしながら世界観を構築するなど、楽曲自体がものすごく斬新で素晴らしいと思いました」

数あるYOASOBIの曲の中で、マーチンさんの心に最も響いた楽曲が、BLOOD SONGとなっている『怪物』。「最初に聴いた時は驚きました。とにかく歌詞の言葉運びが秀逸なんです。今回は僕が歌わせていただくということで、『MONSTER』ならぬ”LOVE MONSTER”バージョンで聴いていただきたいですね」

そしてもう一つのBLOOD SONGは新曲『GIRI GIRI』。「これは、TVアニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』のオープニング主題歌です。そうそう、登場人物のプロフィールを見たら、四宮かぐやだけがAB型で、他はみんなO型なんです。僕はかぐやと同じAB型なので、気持ちがわかるのでより魂を込めて歌います。しかも今回はサウンドプロデューサーさんの推薦で3人組ガールズバンド・SILENT SIRENのすぅを迎えて披露します。すぅは普段は歌とギターの担当ですが、この曲では歌に専念していますので、彼女の魅力である唯一無二の歌声をぜひ堪能していただきたいです」。

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最後にお待ちかね、千葉さんによる曲振りの時間に。マーチンさんのリクエストは「鈴木雅之を思いながら」という、何ともハードルの高いもの。しかしそこは百戦錬磨の千葉さん、2テイク重ねながらも、しっかりとマーチンさんも大満足のタイトルコールに仕上げました(笑)!

ソロデビュー35周年記念カヴァー・ベスト・アルバム『DISCOVER JAPAN DX』に収録されている『怪物』はタイトルにふさわしく、満月とコウモリを使った妖艶な映像をバックに披露。演奏の合間にマーチンさんはバンドメンバーと談笑をするなど、終始和やかな雰囲気。
ライヴでは赤と紫を基調とした照明に彩られながら、色気に満ちた”大人の『怪物』”を見せつけてくれました。また、もう一つのBLOOD SONGである『GIRI GIRI』では、自然と体を動かしたくなるようなアップテンポでファンキーなメロディと熱い恋愛模様を描いた歌詞が絶妙に絡み合った、レトロポップな世界観を披露。さらに思わず真似したくなるような、マーチンさんとすぅさん二人のキュートな振り付けもハッピーなムードに拍車をかけています。「ライヴ感をストレートに感じることができると思うので、ぜひsmash.でご覧になってください。よりライヴを身近に感じていただけるはずです」と、マーチンさん。

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★番 組 名:『MUSIC BLOOD』
★放送時間:第60回放送 2022年5日27日(金)23:00〜23:30
毎週金曜 23:00~23:30 放送 <日本テレビ系全国ネット>
※smash.では、放送直後よりUNCUT映像を独占配信
「UNCUT」視聴URL:
★出 演 者:【MC】田中圭 千葉雄大
【出演アーティスト】鈴木雅之

★番組公式Twitter @MUSICBL00D
★番組公式Instagram @musicbl00d
★番組公式TikTok @musicblood4
★番組公式ホームページ

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