真庭、津山の食品 生配信で紹介 NTT西岡山支店などがPR催し

パウンドケーキを紹介するカフェオーナー(中央)ら=真庭市鍋屋、旧遷喬尋常小

 NTT西日本岡山支店(岡山市北区中山下)とNTTスマートコネクト(大阪市)が28日、真庭、津山市の商店や飲食店と連携し、生産・販売者と消費者がオンラインで交流する食のPRイベントを開いた。

 情報通信技術(ICT)を生かして西日本各地の食の魅力を発信するNTT西グループの新事業の第1弾。商業者らが生配信の動画で食品などを紹介するコネクト社の新サービス「フーブ」を活用し、国重要文化財・旧遷喬尋常小(真庭市鍋屋)と津山市内の飲食店の2会場から配信した。

 同小では、八百屋や豆腐店、カフェなどの5事業者が、真庭産の春野菜のセットや、甘みの強い青大豆で作った豆腐、愛宕梨(あたごなし)のジャム、ドライフルーツのパウンドケーキ、ジェラートなどをアピールした。津山市の飲食店では、同市などが出資する地域商社「曲辰(かねたつ)」が牛肉料理に合う地ビールを紹介した。

 県内外から約千人が視聴。サイトを通じて商品を購入した。

 真庭市北房地域のカフェオーナー谷本吉照さん(42)は「消費者からコメントが届くので、どういった商品に関心を持ってもらえるのか分かった。今後の商品開発に生かしたい」と話していた。

 フーブのサイト(https://foove.jp)で、この日の録画の視聴と商品購入ができる。利用登録(無料)が必要。

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