横浜・ズーラシア、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを誤放流 市民から「小川に魚が浮いている」

横浜動物園ズーラシア(資料写真)

 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)は28日、高濃度の次亜塩素酸ナトリウムを含む水を、近くの小川に放流する事故があった、と発表した。現時点で健康被害は確認されていないという。

 同園によると、次亜塩素酸ナトリウムは、ペンギンなどの展示プール水を消毒する際に使用する。27日午前6時ごろ、管理スペースの防液堤内に滞留しているのを職員が発見。塩素濃度の測定で基準内と判断して排水したが、市民から「小川に魚が浮いている」と連絡があり、再確認したところ、測定値を誤って判断したことが判明した。

 同園は「滞留した原因特定を急ぐとともに、排水管理・方法の検討を行い適切に対応していく」としている。

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