明治大校友会岡山県支部(木下唯志支部長、約1700人)は28日、同会会長でビートたけしさんの兄・北野大さん(79)を講師に招き、岡山市内で講演会を開いた。北野さんは、教育熱心だった母・さきさん(1904~99年)が説いた家訓などを、ユーモアを交えながら紹介した。
家訓は、謙虚な姿勢で人に接することを求めた「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」「自慢、厚顔、ばかがする」など五つ。たけしさんが「たけし軍団」と呼ばれる弟子のグループを率い、多くの仲間に慕われていることに触れ、「母の教えを守っているからではないか」と語った。
タレント、映画監督として活躍するたけしさんの歩みを振り返り、「私は“弟の七光”で生きている。持つべきものは優秀な弟だ」とちゃめっ気たっぷりに説明。会場に集まった同大OB・OGら約150人を笑わせた。
同支部は、支部員の交流などを狙いに著名な卒業生を招いた講演会を定期的に開いている。