中国の農業機械設備、セネガルで売れ行き好調

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中国の農業機械設備、セネガルで売れ行き好調

セネガル第一機械設備の工場で、製品を点検する作業員。(資料写真、ティース=新華社記者/王子正)

 【新華社ダカール5月28日】中国の農業機械設備がここ数年、西アフリカ・セネガルで好調な売れ行きを見せている。首都ダカールから100キロ近く離れたティースでは、中国系企業のセネガル第一機械設備の工場が地元農業の発展を後押ししている。

 同社の王連芳(おう・れんほう)董事長は「農業機械設備は地元農家で徐々に人気を集め、毎年千台余りを販売できるようになった」と語った。同社は2018年の操業開始以降、業務網と販売網の整備・拡大を進め、ダカールやサン・ルイの直営5店舗のほかにも、他の都市にディーラー14店舗を開設している。

 セネガルの農業人口は全人口の6~7割を占める。耕地面積は約400万ヘクタールで、主に米やトウモロコシ、コーリャンなどの食糧作物と落花生、綿花などの経済作物を栽培している。

中国の農業機械設備、セネガルで売れ行き好調

セネガル第一機械設備の工場内部。(資料写真、ティース=新華社記者/王子正)

 同社の王増星(おう・ぞうせい)総経理は「セネガルの農業機械産業は著しく立ち遅れており、まともに使える成形部品もなく、規模も小さかった」と指摘。昔ながらの耕作方法、低い機械化レベル、播種面積の不足、未熟な種子栽培技術などが生産量の不足を招き、多くの荒廃農地をもたらしたという。

 王氏は市場調査を通じて、欧米諸国はセネガルに一部の農業機械設備の販売や援助を行っているものの、不十分なアフターサービスにより作業期間が終わると部品不足で使用不可能になることが多いことに気付いた。同社はこのような状況に対し、市場性のある製品の提供と開発に努めたほか、アフターサービスを強化。部品倉庫を設置し、農業機械設備の「かかりつけ医」という経営理念の下、24時間体制での電話相談やメンテナンス、部品供給サービスを実施している。

 同社は現在、地元に適した農用機械を50種類以上生産する。落花生摘果機や脱穀機、精米機、コンバイン、農業用三輪バイクなどが人気という。

 機械操作とメンテナンス人員の育成にも力を入れる。地元の協力企業の人材育成を支援し、農業機械の知識や運用能力、メンテナンス技術を向上させている。