〔突風〕沖縄県宮古島市で竜巻(JEF0)、トレーラーハウス全壊などの被害(5/28発生)

28日06:30~06:50頃、沖縄県宮古島市平良荷川取から平良西仲宗根にかけて突風が発生し、トレーラーハウスが全壊するなどの被害が確認されました。
28日、宮古島地方気象台が現地調査を行い、被害が帯状に分布していたことなどから、この突風を竜巻の可能性が高いと判断しました。この突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールではJEF0に該当します。

◆用語解説「日本版改良藤田スケール」
竜巻やダウンバーストなどの突風の強さを、建物などの被害状況から簡便に推定する風速の尺度。従来の藤田スケールに代わり、日本の建築物等の被害状況から推定する「日本版改良藤田スケール」が2016年4月から導入され、JEF0からJEF5までの6段階で表される。JEF2は風速53~66m/s(3秒平均)で、木造住宅では壁のゆがみやひび割れ、鉄骨造倉庫の屋根ふき材の浮き上がりや飛散、ワンボックスカーや大型自動車の横転、鉄筋コンクリート製の電柱の折損、コンクリートブロック塀の大部分の倒壊といった被害がみられる。

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