リヴァプールMFエリオットの弟がフィルミーノとの初対面で泣いた話

UEFAチャンピオンズリーグ決勝でレアル・マドリーと再戦するリヴァプール。

19歳のハーヴィー・エリオットは『SoccerBible』のインタビューでこんな話をしていた。

ハーヴィー・エリオット(リヴァプールMF)

「(あなたは父親や家族の話を何度かしていますが、金銭面だけでなく感情的にも彼らに恩返しできる立場になったことをどう感じています?リヴァプールのユニフォームを着たあなたを見るのは家族にとって信じられないほど誇らしいはずですね)

正直、誰にとっても夢のようなことだと思う。

弟はずっとリヴァプールファンなんだ。

彼にとってホームもアウェイも全ての試合が観戦できて、選手にも会えるなんて…。

ロベルト・フィルミーノに初めて会った時、弟は泣いていたよ!

家族にとっても夢が叶った感じさ。

父は家族をずっとサポートしてくれていて、全ての試合に来てくれる。

自分がどこでプレーしようと、最優先なのは家族にゆとりある暮らしをさせること。

プライオリティは家族だ。安定した生活を送り、ストレスを感じさせず、働く必要をなくさせることさ。

リヴァプールでそれを実現させ、家族を助けながらこのクラブを経験できるなんて…夢のようさ」

「(弟さんがフィルミーノに会って泣いてしまったのは素敵な話ですね。自分が人々に影響を与えられると思うことはある?)

さっきも言ったように僕は普通の人間さ。

でも、小さい子供たちはプレミアリーグの選手として見ている。

自分はいまでもそのことを受け入れている段階さ…説明するのが難しいね。

弟は号泣してしまったしね!でも、そういう影響力があるんだ。

そういう人たちに感謝を示す時間を持とうとしたり、小さな子供たちと話す時間を持つこと(が大事)。

世界中の人達が僕らのプレーを見るためにやってくる。

いつもは無理だけど、できる限り、ユニフォームやスパイクなどちょっとしたものを贈るのはいいことだと思う。

みんな知らないかもしれないけれど、僕らは(契約スポンサーから)たくさんのスパイクを送ってもらって、いつもそれを履いている。ユニフォームも同じさ。

でも、子供たちからすれば、あの選手のスパイクやユニフォームになる。

僕がユニフォームやスパイクをあげることにお金はかからないけれど、彼らにとっては信じられないことなんだ」

「(弟さんはフィルミーノに会って泣いてしまったけれど、あなたが代表デビューしたら誰が泣いてしまう?)

母かな。とても感情的なんだ!

母は自分が経験してきたことを思い出す。だから、息子がサッカーをプレーしているのを見ると…感情的になってしまう。

でも、家族の誇りになるのは楽しいし、いい刺激にもなるので、これからも続けていきたいね」

「(タトゥーを見たところ、これまでに達成したことを思い出として刻みつけたい?)

そうだね、覚えておくためには様々な方法がある。

テクノロジーとしては写真があるけれど、自分にとってタトゥーが身近なんだ。

愛犬のもあるし、自分を鼓舞する言葉もある。トレーニングや試合の前なんかにそれを見るんだ。

自分のためのものさ。

将来的にそれを突きとめる人もいるかもしれないけれど、いま自分の中にしまっておきたいものなんだ」

リヴァプールファンの弟さんはフィルミーノと初対面した際に感涙してしまったとか。

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なお、エリオットはフラム時代に弱冠15歳でデビューした神童であり、16歳と30日というプレミアリーグ史上最年少デビュー記録も持っている選手。

彼は家族を楽にさせることが一番大事だと考えているほか、子供たちにスパイクなどをプレゼントすることもしているそう。

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