レッドソックス・澤村がAAA級降格 6日間で7試合の日程も影響か

日本時間5月29日、レッドソックスはハンセル・ロブレスを故障者リストに登録し、澤村拓一をAAA級ウースターに降格させ、ライアン・ブレイシアとフィリップス・バルデスをAAA級ウースターから昇格させたことを発表した。また、ダブルヘッダー用の27人目の選手としてジョシュ・ウィンコウスキーも昇格している。レッドソックスは今日のダブルヘッダーを含めて6日間でホームゲーム7試合、直前の敵地でのホワイトソックス戦も加えると9日間で10試合という過密日程の最中であり、ブルペンのリフレッシュを図ったとみられる。

澤村は昨季、故障者リスト入りした際にリハビリ登板としてAAA級ウースターで1試合に登板しているものの、マイナーへの降格は今回が初めて。今季はここまで18試合に登板して15イニングを投げ、0勝1敗、防御率3.60、13奪三振を記録していたが、わずか1ホールドという数字が示すように、僅差リード時の登板は少なかった。日本時間5月25日、27日、28日と直近4試合のうち3試合に登板しており、成績不振での降格というよりも、過密日程に備えたブルペンのリフレッシュのなかで入れ替え要員になったという意味合いが強いと思われる。

ブレイシアは18試合に登板して防御率6.28と開幕から調子が上がらず、日本時間5月21日にAAA級ウースターへ降格。マイナーでは2試合に登板して2イニングを無安打無失点に抑え、澤村と入れ替わる形でメジャー再昇格となった。

バルデスは8試合に登板して防御率6.10に終わり、日本時間5月3日にAAA級ウースターへ降格。マイナーでは6試合に登板して防御率1.17と好投し、約4週間ぶりにメジャーに戻ってきた。

メジャーリーグ公式サイトでレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は、澤村のAAA級降格について「34歳の澤村は2年目の今季、18試合で防御率3.60と安定感を欠いていた。レッドソックスは6日間でホームゲーム7試合という忙しい日程を控えており、ブルペンにフレッシュな投手が必要であることも澤村を降格させた理由の1つだ」と記している。

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