茂木敏充幹事長に全線フル規格化要望 長崎県など、新幹線巡り

茂木幹事長(右)に要望書を手渡す大石知事=長崎市大黒町、ホテルニュー長崎

 長崎県などは28日、来崎した自民党の茂木敏充幹事長に九州新幹線長崎ルート(長崎-博多)の全線フル規格化などを要望した。
 同ルートは長崎-武雄温泉が9月23日にフル規格で部分開業するが、武雄温泉-新鳥栖は佐賀県の理解が得られず整備方式が決まっていない。
 大石賢吾知事らは、フル規格整備に伴う佐賀県の建設費負担や並行在来線の経営分離などの課題を解決するよう要望。その上で北陸新幹線(敦賀-新大阪)と一体的に整備財源を確保することを求めた。
 また新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻に起因する燃油・資材高騰対策も訴えた。
 ほかの要望団体は県市長会、県町村会、県商工会議所連合会、県漁連、JA県中央会。


© 株式会社長崎新聞社