がん患者支援、歩いて思い共有 6月チャリティーの参加募る 佐世保

 がん征圧を目指して、がん患者の支援のために交代で歩くチャリティー活動が6月11、12の両日、長崎県佐世保市の島瀬公園周辺である。全国各地で取り組みが広がっており、県内では初開催。主催者は参加を呼びかけている。
 イベントは「リレー・フォー・ライフ・ジャパン佐世保2022」(実行委など主催)。1985年にアメリカの医師が、がんと闘い続ける患者と思いを分かち合おうと24時間走り続けて寄付を募ったことが始まり。日本各地でも支援の輪が広がっている。
 佐世保市のイベントは11日正午~午後8時、12日午前8時~正午に開催。参加者は市中心部の島瀬公園をスタートし、近くのアーケード内を個人かチームで交代しながら歩く。開催時間中に休憩もできる。募金箱を設置する。参加費は1000円。治療中の人やがんと診断された経験がある人と高校生以下は無料。特別講演や乳がんの無料検診、バンド演奏などもある。
 14年前に乳がんを患った吉村市代実行委員長は「がんは誰でも発症する可能性がある。自分事として考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。参加希望者はリレー・フォー・ライフ・ジャパン佐世保のホームページから申し込む。

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