高橋李依は猫推し、大原ゆう子は虫送りに注目 「からかい上手の高木さん」ヒット祈願

声優の高橋李依、歌手の大原ゆい子が28日、二人が主人公・高木さんと主題歌を担当する劇場版「からかい上手の高木さん」(6月10日公開、赤城博昭監督)の大ヒット祈願を、主人公と同じ名前を持つ東京・墨田区の高木神社で行った。

18年1月のテレビシリーズ第1期から同神社とのコラボ展開を実施。大原が「第1期が始まる前に、初めてここで高橋さんとお会いして。その時のことを思い出します」と振り返ると、高橋も「『高木さん』の”はじまり”って感じがします。ここまで続いたからこそ、今日こうしてヒット祈願ができたんだなと。」と喜びを噛み締めた。

鑑賞者に〝ヒット〟するシーンを問われ、高橋は「きっと、めちゃくちゃ猫を飼いたくなると思います。メインビジュアルにも登場している子ネコのハナが水瀬いのりちゃんボイスで鳴くんですよ!それがめちゃくちゃかわいくて…」と即答。水瀬いのりが演じる、高木さんと西片が偶然見つけた子ネコ・ハナの可愛らしい姿と声に注目した。

高木さんと西片を見守るように楽しめる劇場版にちなんで、個人的に見守りたいものや人について問われ、大原は「ジュウシマツを飼っているので、小松菜をおいしく食べている姿を見守るのが日々の楽しみです」とエピソードを披露。高橋は「私は、先輩にすごく見守っていただいているので、その分ちゃんと後輩を見守っていきたいです。『今日アフレコ初めてなんです』というような新人ちゃんとご一緒することが増えてきているので、同じ事務所の子に限らず見守りたいなと」と、仕事に対する心境に変化があったと語った。

劇場版のヒット祈願イベントに参加した高橋李依(右)と大原ゆい子=都内の高木神社(提供写真)

公開を控え、高橋は「最後まで見てほしいです。皆さんが最後まで見て、どんな感想をいただくのが楽しみです!」とエンドロールが終わるまで楽しんでほしいと熱弁。大原は「予告編に出ていた虫送りのシーンがどうなるのか気になります」と、作品の舞台・小豆島の豊作を祈る風習である「虫送り」のシーンを挙げた。

テレビシリーズ3期まで続いてきた今作。テレビアニメとの違いを高橋は「テレビシリーズは原作のシナリオをショートシリーズ仕立てで、たまにオリジナル展開も交えていましたが、今回の劇場版はまるっとオリジナル。それは本当に新しいと思いますし、劇場版にふさわしい”夏”という期間でもあるので1本の作品として楽しめるなと思っています」と挙げ、大原は「劇場版では曲を書くときに情景が浮かびやすかったので映画ならではだと思いました。すごく楽しみです!」と楽曲面でのアプローチの違いを語った。

2021年に第66回小学館漫画賞(少年向け部門)を受賞した山本崇一朗による同名漫画が原作。テレビアニメは18年、19年、22年1月に放送。高木さんと西方(声・梶裕貴)のやり取りがほほえましいコメディー。大人の階段をのぼり始める中学3年生の夏の1ページに刻まれる、ふたりの青春模様が、原作者・山本崇一朗監修の下、テレビシリーズと同じスタッフ陣によって、瑞々しく丁寧に紡がれる。

劇場版のヒット祈願イベントに参加した高橋李依(左)と大原ゆい子=都内の高木神社(提供写真)
劇場版「からかい上手の高木さん」メーンビジュアル (C)2022 山本崇一朗・小学館/劇場版からかい上手の高木さん製作委員会

(よろず~ニュース編集部)

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