介護、福祉分野への就職、転職希望者を対象にした「福祉の就職総合フェア」(岡山県、県社会福祉協議会主催)が29日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開かれ、来春卒業予定の学生や社会人ら約100人が担当者との面談に臨んだ。
高齢者、障害者支援施設や保育所などを運営する県内58の法人・企業が参加。新型コロナウイルス禍で介護、福祉分野で感染やクラスター(感染者集団)発生の予防で人手不足に拍車がかかっていることなどから、参加施設は昨年の同時期から4倍以上に増えた。
就職希望者は各ブースを回りながら施設の概要や業務内容の説明を聞き、待遇や職場の雰囲気などを質問していた。障害者福祉に関心がある川崎医療福祉大4年の男子学生(22)は「職場環境が合いそうな企業があった。これからさらに調べて検討したい」と話した。
県と同協議会は、11月中旬と来年2月中旬にも同フェアの開催を予定している。