那須塩原市出身の人気シンガー・ソングライター川崎鷹也(かわさきたかや)さん(27)の弾き語りライブが28日、黒磯文化会館大ホールで開かれた。川崎さんは、古里の雰囲気を懐かしみながら代表曲「魔法の絨毯(じゅうたん)」など15曲を熱唱し、観客を魅了した。
ライブは同会館の開館40周年記念として開かれ、川崎さんにとって初の凱旋(がいせん)ホール公演。約1400席のチケットは完売した。
川崎さんは魔法の絨毯や新曲「愛の灯(ひ)」、2歳の長男の胸の内をイメージした「ぼくのきもち」などをアコースティックギター1本で歌い上げた。
曲の合間には「黒磯南高出身の僕にとって、黒磯文化会館は思い出の場所。18歳で東京に出て苦しいこともあったが、ようやく帰ってこられた」と感慨深げに語った。
川崎さんの写真が入った手作りのうちわを持参した那珂川町、専門学校生岡葉月(おかはづき)さん(18)は「歌と人柄に魅力を感じてファンになった。生で歌声を聞けて最高だった」と喜んでいた。