加藤シゲアキ著『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』が「新潮文庫の100冊」目玉新刊に決定!カバーも公開 

 6月27日発売の加藤シゲアキ著『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』が、46年の歴史を誇る夏の文庫フェア「新潮文庫の100冊」における目玉新刊として全国書店で展開されることが決定した。Z世代に人気を誇るイラストレーター、Nico-Tine氏の描き下ろしイラストによるカバーも初公開された。

2022年で46年目を迎え、書店店頭の夏の風物詩となっている「新潮文庫の100冊」。夏目漱石『こころ』や太宰治『人間失格』といった古典から、人気作家によるベストセラー作品まで、古今東西の名作100書名を選りすぐった年間で最も大規模な文庫フェアだ。今年も7月1日より全国書店にてスタートする本フェアの目玉新刊として、伊坂幸太郎著『クジラアタマの王様』、辻村深月著『ツナグ 想い人の心得』とともに、加藤シゲアキ著『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』が選ばれた。昨年、『オルタネート』が直木賞候補となり、吉川英治文学新人賞を受賞した作家・加藤シゲアキの飛躍が続いている。

本作『チュベローズで待ってる』は、就職活動に挫折し歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働くことになった22歳の光太を主人公にした「AGE22」、ゲームクリエーターとなった光太が会社にまつわる意外な真実を突き止める「AGE32」の前後編。数多の書籍を読んできた書評家・翻訳家の大森望氏をして「小説を読んでこんなにびっくりしたのはひさしぶり」と言わしめた、驚愕のジェットコースター・ミステリだ。

カバー装画を担当するのは、Z世代に絶大な人気を誇るイラストレーターのNico-Tine氏。ネオンカラーが映えるポップでミステリアスなカバーに仕上がっている。

 【加藤シゲアキ・コメント】

『チュベローズで待ってる』の文庫化を待っていた方々。五年の時を経て、ついにその時が来ました。
このタイミングで改めて読み直しましたが、我ながら「なにこの展開!!とんでもない!!!!」とつい何度も声を出してしまいました。本作はそれほど自著のなかで最も突飛でアクロバティックな、行き先の分からない小説です。
この度、読者の方々にさらに楽しんでいただけるよう多くの点を改稿しました。初めての方はもとより、一度読んだ方でも喜んでもらえるように調えましたので、これを機にぜひ手に取って頂ければ幸いです。

【あらすじ】『チュベローズで待ってる AGE22』
就職活動に挫折した22歳の光太は、カリスマホストの雫にスカウトされ、歌舞伎町のホストクラブ「チュベローズ」で働きはじめた。夜の世界の苛烈な洗礼を浴び戸惑う光太だが、客としてやってきた女性、美津子が憧れのゲーム会社に勤めていることを知り、彼女を誘惑して自らの夢に近づくために利用しようとする――。野心と策略が渦を巻く、最も危険なノワール・エンタテインメント、開幕編。

 『チュベローズで待ってる AGE 32』
気鋭のゲームクリエーターになった32歳の光太。自社のゲームが不祥事に見舞われるが、チュベローズ時代の仲間たちの助けを借りて、会社を罠に嵌めようと暗躍する組織の存在を突き止める。上司の八千草と事態の収拾のため奔走する一方、光太は美津子の甥であるユースケとともに、彼女をめぐる真相に向き合うことになる――。衝撃とカタルシスに溺れるジェットコースター・ミステリ、完結編。

【著者プロフィール】

加藤シゲアキ(かとう・しげあき) 
1987(昭和62)年、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012(平成24)年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。その後もアイドルと作家活動を両立させ、2021(令和3)年『オルタネート』で吉川英治文学新人賞、高校生直木賞を受賞。本作は直木賞候補、本屋大賞候補にもなり話題を呼んだ。他の小説作品に『閃光スクランブル』『Burn. −バーン−』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』、エッセイ集に『できることならスティードで』がある。

【タイトル】『チュベローズで待ってる AGE22』『チュベローズで待ってる AGE32』
【著者名】加藤シゲアキ
【発売日】2022年6月27日(地域により異なります)
【本体定価】
『チュベローズで待ってる AGE22』605円
『チュベローズで待ってる AGE32』737円

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