【あべみほインタビュー①】聖帝タイチへ愛を捧げ続けるディーバが心境を激白!

新日本プロレス・聖帝タイチのディーバとして活躍しているタレントのあべみほ。コロナ禍で一緒に入場ができない日々が続いているが、本サイトに現在の心境を明かしてくれた。

ディーバあべみほとしてほとんど語ることのない、タイチへの愛、そして覚悟、プライベートまで全4回にわたって公開していく。

<コロナ禍の過ごし方、活動について>

--今日はあべみほさんへのインタビューということで、プロレスTODAYにお越しいただきましてありがとうございます。もうね、あべさんが来るのを編集部一同、男ばっかりですけど、お待ちしておりました。

あべみほ「ちょろい。」

--(笑)

あべみほ「(笑)ありがとうございます。」

--あべさんとは最近会場でもなかなかお会いできないので、ファンの皆さんにも喜んでいただけるんじゃないかなと楽しみにしております。まずは現状のコロナ禍の中で、今どういうふうにお過ごしされてらっしゃいますか。

あべみほ「ライブ配信が主ですね。あとは特にこれといって…。地方営業も少しずつ復活はしてきたんですけれども、やはりちょっと、新日本プロレスの興行に帯同していないというところをちょっと意識しながら、できる部分では自粛をして、生活してるっていうところはあります。」

--なるほど。ファンの人は待ちわびてますよ。

あべみほ「ありがたいですね、そう言っていただけるのは本当ありがたいんですけど。これはちょっと難しいですが、私としてもやっぱりG1 CLIMAX開幕を前に、もちろん復帰したいっていう思いはあったんですけれども、ちょっと今ここで無理するところではないなっていうのがあるので。」

--確かに。

<タイチ選手とディーバの関係になったきっかけ>

--次はタイチ選手のディーバになったきっかけみたいなところもファンの皆さんは周知だと思うんですけど、新しいファンに向けてしばらく空いてる期間を踏まえましてご説明頂ければ。ちなみにタイチ選手とは出身がもともとご一緒だったのですね。

あべみほ「そうです。石狩市の出身で実家もとても近くてですね、そもそもタイチ選手は地元でも有名でした。」

--そうなんですか。

あべみほ「私自身も通学バスの中でタイチ選手の凱旋試合のポスターを見かけたり、あとはご実家が特にポスター貼りまくりで、とっても有名なので(笑) みんな知ってると思います。」

--どんな噂の先輩だったんですか。

あべみほ「噂のって言うよりは石狩出身の、石狩の名がついたレスラーさんがいるっていうのが私の高校時代のときに知ったことでしたね。そこから私がテレビに出させていただいて、それを拝見なさった聖帝が、検索して。」

--アプローチをかけてきたと。

あべみほ「そうですね。」

--なるほど。アプローチかけられた瞬間っていうのは、どんなふうなお気持ちでした。

あべみほ「あ、この人知ってる…、石狩の人だ…。っていう。」

--(笑)

あべみほ「小さな町なんですけれども。そこから出身で、活動されてる方っていうのは、他にあまり知らないので、すごい嬉しかったですね。純粋に。」

--タイチ選手のああいう今のスタイルっていうのは理解はされてらっしゃったんですか。

あべみほ「いや何にもです。」

--じゃあ全く情報のない中で。

あべみほ「何もないです。」

--そうだったんですね。

あべみほ「なので、はじめて試合を拝見したときは、何も考えずにふらっと行ったんですけど、うわ、すごいなんだこれ、っていう感想。後楽園ホールだったんですけど、友人と見に行かせていただいて、こんな世界があるんだなって。」

--まさかね、そこに自分が。

あべみほ「まさかまさかです。思ってもなかったです。」

--そうですか。

あべみほ「だからこそディーバと呼ばれるようになったのは、わりかしいつだったかちょっと、私自身も定かではないんですけど、そういう呼ばれ方をすると思わずに始めましたし、最初はもう1回きりのつもりで出たんで、まさかこんな、今年で5年。」

--もう5年ですか。

あべみほ「2015年の12月23日、大田区体育館でのGHCジュニアヘビー級5度目の防衛戦vs石森太二選手が私はじめての場だったので。」

--私もその試合会場にいました。

あべみほ「最初は、本当にもう名前も出さなくていいし、もう愛情出演で出させてくださいと、ギャランティもいらないですと。それが条件だっていうことで、行かせていただいたんですけど、まさかこう続くとも思わなかったし、それが今となっては、そのディーバって呼ばれるようになったこと、最初は意味もわからなかったので、そう呼ばれる意味が。周りの方に教えていただいて、あーそうなんだ。」

--いま私ディーバなんだわって(笑)

あべみほ「そうそうそう(笑) どうやらそうみたい。っていう。」

--そうですか。もう覚えてらっしゃるかわかんないですけど、まだディーバになる前に2回ぐらい私はお会いさせていただいたんですよね。白川(未奈)さんと一緒にプロレス観戦に来られたのかな?たしか。帰りに偶然会ったのかな。

あべみほ「それなんですかね。」

--ノアさんの絡みだったような気がするんですけど。

あべみほ「だったらもうリングには上がってると思います。白川さんに初めてお会いしたのは、おそらくグラビアのお仕事だったと思うんですけど。」

--その前でしたね。ノアさんじゃなかったですね。

あべみほ「なんかじゃあきっとたまたま…。あ、横浜文体です。」

--横浜文体でしたっけ?

あべみほ「それはもう上がった後ですね。金丸選手が鈴木軍にいらしたときだったんですよ。」

--記憶力すごくいいいですね。

あべみほ「覚えてますね。あれは2016年とかじゃないですか。」

--僕もう全然記憶力わるいんで、そういう日付とかすっごい忘れちゃうほうなんですけど。じゃあもうタイチ選手との思い出のそういう記念試合というか、そういったことは結構いろいろと覚えてらっしゃるっていう感じですか。」

あべみほ「いや、なんででしょうね。ちゃんと覚えてますね。」

--そうですか。

あべみほ「そういうタイプかもしれない。」

--(笑) 記念日大事にする方?

あべみほ「いや、大事にはしてないかもしれないですが、覚えてはいますね。」

⇒次ページ:聖帝タイチ選手に会えない寂しさ

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<聖帝タイチ選手に会えない寂しさは?>

--現在タイチ選手とはなかなかお会いできていないと思いますが、今はどういうお気持ちですか。

あべみほ「もちろん寂しさもあるんですが、それよりも先行して、私がいなくてもできる部分っていうのは、前と違って確実に強くなってる部分も私は感じていますし、傍に行って思うことは覚悟が違うなっていうのはずっと感じていて、これはヘビー級に転向したときもそうでしたし。タイトルマッチ、初めてNEVERのベルトを戴冠したときもそうでしたし、節目節目で…何ですかね、信じてる部分があるので、心配はしていないんですが個人的には寂しいなとは思います。」

--連絡は取り合ったりっていうのはたまにされるんですか。

あべみほ「あんまりないですね。」

--ないんですか。

あべみほ「はい。でも、例えば、今日ここにお伺いしますよということですとか、開幕の日に、どうかお怪我のないようっていうことは送らせていただいたりはしてます。」

--そんな感じで送られたら何か、グッと来ます。

あべみほ「どうやら届いてないですけどね。私の気持ちが(笑)」

<G1 9.27神戸(高橋裕二郎戦)のタイチ選手のコメント>

--もちろんご存知だと思いますが、タイチ選手が9.27 G1神戸大会の試合後のコメントで、高橋裕二郎戦の後に「俺とお前とじゃ、連れてる女の違いもわかったろう。そもそもお前と俺の連れてる意味は全然違うけどな」ということを発信していました。見ている人っていうのはもう間違いなくあべみほさんのことを思い浮かんだ方がほとんどだったと思いますけど、そのコメントを聞いた感想はいかがですか。

©新日本プロレス

あべみほ「私自身も何度も大きな覚悟を決めて続けているので、そういう部分は感じ取っていただいてるのかなっていうふうに、一番にまず思いましたね。ただその比べられることっていうのはファンの方だったり、きっと中の方たちもあるのかもしれないですか、どこかかしら。私自身意識してるっていうのは全くなくて、私はもうタイチ選手に添い遂げる覚悟でリングに上がっているので、そういうところで、きっとこういうコメントが出たのかなとは思うんですけどね。」

--嬉しかったですか?

あべみほ「あ、伝わってるところもあるんだなっていうふうに思いましたね。」

--なるほど、二人の信頼関係が厚いという感じですね。

あべみほ「いや、どうなんですかね。きっとそうだろうなと思いたいって願望ものっかってますけどね。そうじゃないとやってらんない(笑)」

--(笑) なるほどですね。でもね、我々的にはやはりタイチ選手はあべみほさんのことをしっかりと忘れてなく、きちんとそういうふうなコメントを発することで、あべみほさんに対する、少しメッセージみたいなものも投げてるのかなというふうにも思いました。なんか2人の絆の深さみたいなのはちょっと感じましたよ。

あべみほ「ちょっと待ってください…ありがとうございます。素直にうれしい。やだ、ちょっと。泣くと思わなかった。」
※ここであべみほさんの目に涙が。

--それだけ試合するって大変だと思うんですよね。レスラーって、特にタイチ選手は鈴木選手ともあれだけ激しい試合をしたり、G1でも今すごく調子がいいというところもありますし。

あべみほ「3勝(9.27神戸終了時点)してますからね。連勝しての、3分の1を折り返しましたけど、連勝してるっていうのはきっと大きいと思いますね。」

--タイチ選手とのそういう絆っていうところは、あべさんはタイチ選手にリモート応援というのも一生懸命やられてると思うんですけど。

あべみほ「ありがとうございます。」

--これはやはりファンの方と一緒に応援する気持ちと、ディーバとしての応援する気持ちっていうところ、合わせてっていう感じですね。

あべみほ「はい、そうですね。」

<プライベートのあべみほとは?>

--ちなみに普段のあべみほさんは、どんなスタイルというか、プライベートのファッションは。

あべみほ「もともとファッションの勉強したくて、お洋服の学校に行っていたので、いろんなジャンルに手を出すんですけど、例えばデニムも履きますし、結構カジュアルな服装も多いですね。」

--デニムのイメージないですね。

あべみほ「そうだと思います。」

--ファンの方も含めて、多分あんまりないんじゃないですかね。

あべみほ「でしょうね(笑) なかなか見ないと思います。隠してるわけじゃないんですけどね。」

--でもやっぱり今日このプロレスTODAY編集部に来ていただいたこのお姿っていうのは本当にディーバ、まさにディーバ降臨。

あべみほ「え、本当ですか。」

--もうね、本当に編集部テンション上がってますよ。

あべみほ「普通にその辺歩いてますよ。」

--歩いてないですよ!全然!うちのスタッフもみんな歩いてないってそういう顔してますよ(笑)

あべみほ「見つかってないだけで、歩いてます(笑)」

⇒次ページ:タイチ選手からの意外な呼ばれ方

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<タイチ選手からの呼ばれ方>

--あと試合後とかっていうのは一緒にバックステージに帰られるときに、何かお声掛けされたりすることってあるんですか。

あべみほ「私が一方的に、毎回ありがとうございましたっていうのは口にしていると思いますが、それに対するお返事みたいなものは、おそらくいつもなくてですね、ただまぁなんとなく仕草で伝わってるなっていうのは感じ取れるので、コスチュームをお渡しするとか、それができなかったときは、社員の方にお預けするっていう行為をしてるんですけど。考えたことなかった。」

--そうですか。

あべみほ「ありがとうございましたって一言は必ず添えていますね。」

--ちなみにあべさんとタイチ選手はなんて呼び合ってるんですか。

あべみほ「私、プスプスって呼ばれてます。」

--え、プスプス?

あべみほ「プスプス。」

--プスプスって呼ばれてるんですか?

あべみほ「おそらくその一度、二度はバックステージコメントで名前を呼ばれたこともあるんですけど。普段は、例えば帰る支度ができたとか、あとはちょっと来いってときは、プスプスって。メキシコの文化みたいなんですけど。これやらないんですか、ここに来られる…。ここでプスプスはやらないか。」

--プスプスって聞いたことないですね。

あべみほ「ちょっと、みたいな意味だと思う。おそらく。メキシコの文化だと聞いた気がしますね。」

--ちなみにあべさんはタイチ選手のことはなんとお呼びされてらっしゃるんですか。

あべみほ「タイチさんて呼ぶときもあれば、会場ではタイチ選手って呼んだりしますが、基本的にはあまり名前を呼び止めるような機会があんまりない。」

--もうちょっとお互いが接点多いのかなっていう印象は持ってたんですけど。

あべみほ「でも、聖帝っていうかもしれないですね、外で。タイチ選手がいない場で、聖帝がっていうことはあるかも知れないですね。」

--そもそも聖帝っていうのがどんな存在かっていうのはご存じですか。

あべみほ「北斗の拳っていうのはわかってるんです。サウザーっていうキャラクターだっていうのはわかってるんですけど。」

--そうなんですね。

あべみほ「はい。「愛などいらぬ」・「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」っていうのはわかってるんですけど、そのアニメを見たことがあるわけではないので。例えば、自粛期間でずっとコロナの影響で、周り何もしてない時期にユリアとして登場してたみたいなんですけど、その関係値みたいなのはわかんないんです。」

--そういえば、タイチ選手というと相撲好きなところありますよね。

あべみほ「好きですね。ちょうど昨日なんですけど、神戸大会でこういうコメントを残した直後、まだその日の興行が終わる前に、聖帝がツイートするっていうことがまずないんですよ。そんな中、ツイートしたっていうのを聞いたときに、あ、もう優勝決まった、今日は千秋楽だからなってのがピンときました。やはり、案の定G1 CLIMAXには触れずに。」

--大好きですよね。

あべみほ「大好きだと思います。私自身もタイチ選手と相撲観戦に行ったことがあるんですが。」

--そうですか、どんな感じでした。

あべみほ「いや、黙ってずっと観ている感じですね。」

--黙々と見ている感じですか。

あべみほ「あとは地方巡業のときもいろんな力士さんにご挨拶させていただいたことがあるんですが、その時は目を輝かせて、いろんな力士さんに声をかけていたのが、少年のようですごい印象的ですね。」

--いつものタイチ選手のイメージからすると相撲は遠い存在なのかなと思ってたんですけど、でもやっぱりそういうプライベートが見えてくるのはイイですね。

あべみほ「ずっと好きみたいですよ。プロレスもそうだし、お相撲もおそらく子どもの頃からお好きなんじゃないんですかね。」

--あべさんは相撲はどうですか。

あべみほ「全然気にしたことはないですが、実家もテレビでついてることが多かったのと、時間ですって言われると呼んでって母に言われてたので、見てはいましたね。水戸泉が好きだったっていうのは覚えてます。いっぱいお塩をまくから、豪快で好きだなっていう。」

--ありがとうございます。いろんな話を伺えて嬉しいです。

<あべみほさんにとってタイチ選手とはどんな存在?>

--タイチ選手については最後の質問ですが、あべみほさんにとってタイチ選手とはどんな存在なのでしょうか?

あべみほ「皆さんが見てるまま、感じてるまま、それが全てです。言及するまでもなく。」

--素晴らしい、深いコメントをいただきました。ありがとうございます。

インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳

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あべみほ

1988年1月10日生まれ

北海道石狩市出身

北翔大学で服飾美術を学び、学内で行われたファッションショーがきっかけでモデルデビュー。

地元北海道でタレントとして活動したのち23歳で上京、ミス・ユニバース・ジャパン2012横浜大会にて優勝。

モデル、レースクイーンを経てグラビアアイドルに 転身し、ミスFLASH2015グランプリを受賞。

現在は日本のプロレス界で唯一のディーバとして、 新日本プロレスのタイチ選手ディーヴァとしてリングで戦っている。

※あべみほ公式サイトより

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