プロバスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ（CS）決勝第2戦は29日、東京体育館で行い、ブレックス（東地区4位・ワイルドカード）が琉球（西地区1位）に82-75で競り勝ち、2連勝で5季ぶり2度目の優勝に輝いた。
誓った優勝 つかみ涙
試合終了のブザーまで、あふれる涙をこらえることができなかった。ブレックス5点リードの第4Q残り6秒、比江島慎（ひえじままこと）が相手のわずかな望みを断ち切るスチールから単独レイアップ。チームを頂点に導いた男は勝利を確信するとユニホームで目元を拭い、その時を待った。
「すごくうれしいです」。試合後、シャイな男の飾らない言葉が満員の東京体育館に響く。Bリーグで初タイトルを手にし、感極まった。
