「行動起こす きっかけに」 対馬市、図書コーナー開設

SDGsをテーマにした書籍を集めた図書コーナー=対馬市、つしま図書館

 長崎県対馬市は今月、市立つしま図書館(厳原町)や各地区公民館内の図書室の計6カ所に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした書籍を集めた図書コーナーを開設した。市の担当者は「読書が対馬や世界のために行動を起こすきっかけになれば」としている。
 市民のSDGsへの関心を高めようと企画した。環境問題や脱炭素社会などをテーマにした書籍約40冊ずつを各施設に用意した。絵本のほか、地元の男性が制作した詩画集やビジネス書、ノンフィクションなど幅広い年代に対応している。
 化学・日用品メーカー「サラヤ」(大阪市)が昨年10月、企業版ふるさと納税制度で、市に寄付した100万円を書籍購入費に活用した。書籍は随時追加していくという。


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