KO前に大混乱となったCL決勝…催涙ガスを噴射されたリバプールサポが激怒「息子が死にかけた」

 リバプールのサポーターは、UEFAチャンピオンズリーグで催涙ガスをまいた機動隊に激怒した。

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 CL決勝はシーズン開幕当初はロシアのサンクトペテルブルクで開催予定だったものの、ウクライナ侵攻に伴いフランスのパリに変更。28日にリバプールとレアル・マドリードによる一戦がスタッド・ド・フランスで行われた。ところが欧州サッカー連盟(UEFA)によると、偽のチケットで入場しようとするファンを制止する作業に追われ、キックオフが36分遅れる事態に。本物のチケットを持ったファンが入場することができず、スタジアムの外が大混乱となっていた。

 そんな中UEFAはチケットを提示するファンに対し、機動隊が催涙ガスを撒いて沈静を図る。これが親子のリバプールサポーターに直撃したようで、11歳の息子の顔が赤くなり目から涙を流す症状が現れた模様。父親は、「突然目の前で催涙ガスが噴射され、息子にかかり泣き出してしまった。怯えた息子は“死ぬかと思った。もうここに居たくない”と言っていたんだ」と怒りを露わにした。UEFAの対応について、フランス政府は適切だったか調査を開始する方針だ。

リバプールサポーターがUEFAの対応に激怒 Photo Eurasia Sport Images

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