セレブ気分なプレミアムランチ!ロールスロイス展示も楽しめる「F.H.ロイス博物館」

“ポツンと”佇む飲食店をリサーチ!今回、リポーター・大松しんじが向かったのは、広島県呉市倉橋町。

町の南側の海沿いにポツンとありました「F.H.ロイス博物館」。豪華絢爛!驚きの連続!セレブ気分に浸れる館内には、1台が数千万円を超える高級車の数々。

そして、高級感ただよう空間でいただける料理は、高級食材をふんだんに使ったプレミアムなランチなんだとか。

F.H.ロイス博物館

オーナーは倉橋生まれで、本職はお医者さん。さらに創業1806年の老舗酒蔵「林酒造」の6代目、林英紀さん。

ロールスロイスは職人による手作りの車。30年前からロールスロイスに魅せられ、その良さに惚れ込み、新しい車を買うたびに増えていき、ロールスロイスが10台くらい集まったころから、ロールスロイスの博物館で島おこしを始めようと思ったそうです。

1番最初に買ったロールスロイスは、椎間板ヘルニアになり、車の乗り降りが大変な妻に、世界で乗り心地が良い車に乗せたい、という妻への愛情からでした。

そして2020年7月にオープン。世界最高の車をおさめるには、建物も良いものにしないとと思い、ロサンゼルスの「ビバリーヒルズホテル」をイメージして作ったそうです。林さんこだわりの博物館はとってもセレブな気分で過ごせます。

でもなぜ倉橋にロールスロイスの博物館を?この倉橋のビーチが世界で一番好きな場所だという林さん。

2019年ニューヨークタイムズが選ぶ「世界でその年に訪れるべき場所ベスト10」で日本で唯一、瀬戸内海の島々が6位になりました。

日本の財産、そして広島県の財産だから、世界中の人に来てほしいと思い、この博物館を造ったそうです。

とにかく、故郷・倉橋に観光客を誘致し、町おこし、島おこしに貢献したいという思いが形となった博物館です。

1階の博物館には、所有している25台のロールスロイスのうち16台を展示。

王侯貴族が乗る車と言われるファントムⅢ(1938年・昭和13年)や、あの伝説の昭和アイドル・松田聖子さんがCMで乗った日本に1台しかないロールスロイスも展示してあるんです!

その他にも、なかなか見ることのできない貴重なロールスロイスが展示してあります。これは圧巻!たくさんのロールスロイスに囲まれるなんて夢のよう!一見の価値ありです!

ファントムⅢ(1938年 昭和13年)

これだけじゃないんです!なんと2階には、林さんがコレクションしたミニカー600台が壁一面に!さらに世界各地から取り寄せたクリスタルグラスが展示してあるんです!豪華絢爛!幸せな気分に浸れます。

2階にはミニカーのコレクション

また、テラス席に出てみると・・・目の前に広がるのはプライベートビーチ!そこはまるで別世界。

ここは日本!?それともエーゲ海??と錯覚してしまうような光景が広がります。

テラス席

コレクションが好きな林さん。実家の林酒造の酒蔵の2階にも、明治・大正時代の花嫁衣裳を50点展示しているそうです。※現在はお酒を購入した方で希望者のみを案内

林酒造 酒蔵2階

そして!気になるお料理は、博物館の2階にあるレストラン「Pirates of SASAKOJIMA」でいただけます。

なんと、男性のお客様には、上着着用のドレスコードが!でも、上着がない方でも大丈夫。上着のレンタルもできますよ。

店内は天井・壁・シャンデリア・椅子がすべてピンク!家業の林酒造が作る「三谷春」の名前にある春から桜をイメージし、桜と言えばピンク色なので、ピンクにしたそうです。

Pirates of SASAKOJIMA

こちらで楽しめるのが、これぞ!料理のロールスロイス!

高級食材をふんだんに使い、有田焼・古伊万里・ウェッジウッドなどの上級食器に盛られたプレミアムランチコース。

プレミアムランチコース(トラフグのトマトソースパスタ)5,500円

まずは、1個460円の北海道産のトマト「北の極」や、スペイン産イベリコ豚のうちわずか2%しかとれない、スペイン政府が与える称号「ベジョータ」を42か月熟成させた生ハムを使った「スモークサーモンサラダ」。

熟成された肉の甘みが口いっぱいに広がり、トマトは、スモモに近い甘さで、フルーティーな味わいです。

メインは、トラフグにアワビにタラバガニ・車エビ・ハマグリなどの高級食材をふんだんに使った「トラフグのトマトソースパスタ」。

倉橋産のトマトだけを2時間じっくり煮込んだソースに、味付けは、塩は使わず魚介類から出た旨味だけ。

余分な味付けをしていないので、魚介本来の美味しさが味わえます。

そして、林酒造のお酒「三谷春」で煮込んだ「美酒鍋」は、食材の持つ味を最大限に引き出す料理で、とっても美味しいんですよ。

もちろん、テラスでのお食事も可能です。車に食事と、林さんのこだわりがたくさん詰まった「F.H.ロイス博物館」。

時にはセレブな気分に浸ってみるのもいいですよね。異空間での素敵なひと時を過ごしてみてはいかがですか。

お店情報

F.H.ROYCE Museum(F.H.ロイス博物館)
住所:呉市倉橋町石持132-8
電話:0570-01-8102
入館料:大人(高校生以上)1,000円 子ども 500円 ※3才未満 無料
※ワンドリンク+レストラン500円引き券付き

Pirates of SASAKOJIMA(2階レストラン)
完全予約制(午前11時~午後2時)

広島ホームテレビ『5up!』(2022年5月27日放送)

ひろしまリード編集部

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