160万円横領しギャンブルなどに使う 海上自衛隊幹部候補生学校の海曹 懲戒免職

海上自衛隊の40歳の隊員が、宿舎の維持管理費130万円を横領したとして、懲戒免職処分を受けました。横領した金は遊興費などに使ったということです。

海上自衛隊呉地方総監部によりますと海上自衛隊幹部候補生学校に勤務する40歳の男性海曹は、県内にある宿舎の維持管理費の口座の管理担当をしていた去年9月から10月頃までの間、口座から13回にわたって計160万円を無断で出金し、横領したということです。委託業者が高額出金に気が付き、幹部職員に相談して発覚。調査に対し男性海曹は、横領しギャンブルや飲食に使ったことを認めたということです。「自己欲求を満たすために使った」と話していて、全額返金する手続きをしたということです。海上自衛隊は30日付けでこの男性海曹を懲戒免職とし、今後、刑事告発も含めて検討するとしています。

RCC

海上自衛隊幹部候補生学校長の梶元大介海将補は、「服務事案の防止について取り組んでいる中で隊員がこのような事案を生起させたことを重く受け止めております。今後さらに服務指導及び身上把握を徹底するとともに、厳正な規律を維持し再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

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