岡山市南部の児島湾干拓地で、ビールや麦茶の原料になる二条大麦が黄金色に実り、収穫期「麦秋」を迎えた。
岡山県の2021年度の二条大麦収穫量は全国4位の8880トン。岡山市は1500ヘクタールで栽培される有数の産地で、県内収穫量の7割以上を占める。
藤田、灘崎地区など計75ヘクタールで二条大麦やもち麦を栽培する国定農産(南区藤田)では収穫作業が本格化しており、こうべを垂らした高さ1メートルほどの麦をコンバインで刈り取っている。作業は6月初旬まで続くという。
社長の国定豪さん(65)は「平年より多く収穫できそう。4月に適度な雨が降り、きれいに穂が実った」と話した。