762人来場し応援 熊倉凌(糸魚川市出身)2安打と活躍 BCリーグ

 ルートインBCリーグ、新潟アルビレックスBC―信濃グランセローズの試合が29日、上越市高田城址公園野球場で行われた。今季、高田では4月29日(新潟2―2群馬)に続き2試合目。新潟は3―9で信濃に敗れた。
 新潟は二回までに5失点し、三回から小刻みに得点し、追い上げたが、六回以降は抑えられた。今季副キャプテンの糸魚川市出身の熊倉凌(23、糸魚川中―東京・成立学園高―関西国際大出)は9番・二塁手で先発出場。三回裏の第1打席で中前安打、七回にも左翼二塁打を放ち4打数2安打1得点と活躍した。同日時点で打率は3割3分7厘(83打数28安打)まで上昇した。

上越の観衆の前で第1打席、中前安打を放ち出塁する新潟・熊倉凌
場内アナウンスを受け登場し、一回表の守備に向かう熊倉(左から2人目)
遊ゴロ封殺の二塁ベースカバーに入り、一塁へ送球する二塁手・熊倉(中央)

 5月20日に選手契約された上野飛鳥投手(18、高田商高出)は前日28日に公式戦初登板(打者2人に2四球)したが、地元戦のこの日は登板がなかった。
 試合は上越地区後援会サポートマッチとして行われ、762人の観衆が訪れた。感染対策を施しながら、多くのファンが来場し、応援歌の演奏や好プレーに拍手が送られた。学童野球の子どもたちも観戦。頸城ブレイズの野口遥輝君(南川小6年)は「球の速さ、肩の強さ、足の速さ、動き全てがすごい」とプロのプレーに感心していた。
 上越では今後、7月18日に糸魚川市美山球場で新潟―群馬の試合が行われる(午後2時開始)。

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