ハンターから逃げろ ごみを拾え「清走中」 大崎上島町

29日、大崎上島町でちょっと変わったごみ拾いのイベントが開催されました。その名も「清走中」です。

自然豊かな大崎上島で繰り広げられる清走劇!果たして参加者は島をきれいにできるのか?

天気に恵まれた日曜日。115人の参加者がトングとごみ袋を持って集まりました。

ごみ拾いイベント「清走中」は、集めたごみの種類や重量ミッションの達成度をポイントに換算し、そのポイント数を競うゲームです。

参加者「楽しみながらごみ拾いできるのって感覚的に新しくって不思議ですけど楽しいですよね」

参加者「お子さんたちもすごい喜んでいるし。ハンターが良いですね」

ハンターとは参加者を追い邪魔をする存在です。

児玉比呂記者「ハンターが放出されました。ハンターが走っています!ハンター速い!」

捕まってしまうとせっかく拾ったごみも没収されてしまいます。

参加者はハンターの監視の合間にごみを拾います。

児玉比呂記者「海岸には様々なごみが落ちていますが、この筒状のごみがよく見られます」

このプラスチックごみはカキの養殖で使われるパイプです。

広島県以外では使われていませんが、ハワイ近くまで流出していることが確認されているということです。

海洋生物の体内から発見されることも多く問題視されています。また、ごみのなかにはこんなものも…

参加者「マスクのごみ!コロナ(禍だから)かねぇ」

参加者はゲームを楽しみながらごみを拾う中でいろいろなことを感じたようです。

参加した子ども「ポイ捨てする人がいなくなれば良いと思います」

参加した子ども「ごみがない、きれいな街になってほしい」

このイベントは長野や東京などで開催され今回が13回目です。

3時間ほどでおよそ100キロのごみが集まりました。

「清走中」主催者 北村優斗さん「どうしたら環境問題(に取り組む)ハードルを下げられるかなって時にやっぱりこう楽しみながらやるってところが一番重要かなと。大崎上島以外での広島でも開催したい」

集められたごみは運営者によって分別され捨てられたということです。

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