新型コロナ関連倒産、店舗は営業継続方針 (株)スガイディノスが民事再生

※画像は実際の企業と関係はありません

 (株)スガイディノス(TSR企業コード:035121947、法人番号:1430001077968、札幌市中央区南3条西5-1-1、設立2018(平成30)年12月、資本金1000万円、三浦尚久社長)は5月30日、札幌地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は小林晃弁護士(札幌シティ法律事務所、同市中央区大通西5、電話011-271-5305)。
 負債総額は約23億円(2022年4月末時点)。

 投資ファンドの出資により、SDエンターテイメント(株)(TSR企業コード:010040854、法人番号:6430001008290、札幌市白石区、東証スタンダード)からエンターテイメント事業の事業分割を受け設立。札幌市内を中心に、北海道内18カ所で映画館やボウリング場、ゲームセンターなどのアミューズメント施設を運営し、2019年11月期には売上高35億990万円を計上していた。
 しかし、2020年に入ってからは「新型コロナウイルス」感染拡大により、施設の臨時休業や時短営業を余儀なくされたことで来店者数が減少し、2020年11月期の売上高は約25億円にとどまり、赤字を計上。以降も新型コロナの影響が続き、業況の改善が遅れた。こうしたなか、経営再建を図るため、今回の措置となった。
 なお、店舗は運営を継続する方針。

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