タイからのツアー 新型コロナ感染で中止 大分

外国人観光客受け入れに向けた「訪日観光実証事業」が、5月29日から大分県内で実施されていましたが、体調不良者が出た為、5月30日の行程は急遽中止となりました。
ツアー客の1人が新型コロナに感染していたということです。

「実証事業」は、新型コロナウイルスの水際対策のため中断していた外国人観光客の受け入れ再開に向けて国が課題を検証するため、5月24日から全国12県を訪問しています。

県内には、昨日タイからの一行が入り、日田など4つの市と町の観光地を巡り、今日は別府などをめぐる予定でした。
しかし、今朝、1人に喉の痛みが出たため抗原検査をしたところ、新型コロナに感染していることが分かり、ツアーが急遽中止となりました。

血の池地獄 工藤 昌文 専務
「こういうことは、ツアーが始まっても起こりうることなので、それはいい方に捉えて、こういう時はどうするという対策を立てるようにできればいいかなと」

県商工観光労働部 安田 幸 室長
「今回の状況も踏まえて、観光庁の方で、ガイドラインにしっかりと盛り込むとかそういった対策の所は、万全に進めていければと思いますし」

一行は4人で来ていて、感染が分かった1人は県内の宿泊療養施設に、そのほか3人は別のホテルに待機しています。
3人は、簡易検査キットで陰性だったということです。

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