里親と“息子”の幸せな日々 実父の申し出により家族にタイムリミットが 「1640日の家族」公開決定

実話に基づくフランス映画「1640日の家族」が、7月29日より劇場公開されることが決まった。

「1640日の家族」は、生後18カ月のシモンを受け入れた里親のアンナと夫のドリスたちを描いた感動作。シモンは2人の息子と兄弟のように育ち、幸せな4年半が過ぎようとしていた。ところがそんなある日、実父エディからシモンを手元で育てたいという申し出が。突然、家族でいられるタイムリミットが訪れる。

監督は、代理母の恋をコミカルに描いた「ディアーヌならできる」で長編デビューを飾ったファビアン・ゴルジュアール。子どもの頃に両親が里子を迎え、4年半にわたり一緒に暮らした経験を持つゴルジュアール監督は、いつか映画にしたいと思い続け、念願の企画が実現した。

6歳のシモン役は、演技初挑戦のガブリエル・パヴィ。公園で母親と遊んでいるところを、監督とキャスティング・ディレクターによって見いだされた。愛情豊かな里親家族と実父の間で揺れる姿を演じ切った。里親のアンナにセザール賞受賞女優のメラニー・ティエリー、夫役に「キャメラを止めるな!」のリエ・サレム、実父のエディには「沈黙のレジスタンス ~ユダヤ孤児を救った芸術家~」のフェリックス・モアティが顔をそろえている。

公開された特報は、アンナが「私をもう“ママ”と呼んじゃいけないの」と里子のシモンに語りかけるシーンから始まる。そして、家族の時間に突然のタイムリミットが訪れ、愛する“息子”との別れを受け入れることができないアンナや、父親と里親の間で揺れ動くシモンの姿が映し出される。あわせて公開されたビジュアルには、「大切なのは、愛しすぎないこと」のコピーとともに、笑顔を見せる家族5人の幸せな姿が切り取られている。

【作品情報】
1640日の家族
2022年7月29日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ロングライド
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