「とんび」倉敷などロケ地紹介 観光案内所でパネル展

倉敷館観光案内所2階で展示されている映画「とんび」のワンシーンやロケ地のパネル

 津山市出身の作家重松清さんのベストセラー小説が原作で、岡山県内8市町で撮影された映画「とんび」のパネル展が、倉敷市中央の倉敷館観光案内所2階で開かれている。6月30日まで。

 映画のワンシーンや倉敷市内のロケ地などの写真計20枚がずらり。主人公のヤス(阿部寛さん)と一人息子のアキラ(北村匠海さん)が小料理店「夕なぎ」で食事を囲んだり、一緒にみこしを担いだりする場面が並び、ヤスが不器用ながら息子を愛し育てていく様子が伝わってくる。

 市内でロケが行われた場所として、ドラム缶橋(玉島)や海蔵寺(玉島黒崎)、呼松漁港(呼松)といった写真も展示。ドラム缶橋をボートに乗って水辺側から撮るなど、実際の撮影風景を収めたものもある。

 市観光課と倉敷観光コンベンションビューローが企画。パネルとは別にロケ地マップも掲示され、両団体は「写真を見て実際にロケ地に足を運び、市内を周遊してほしい」と呼び掛けている。

 入場無料。午前9時~午後6時。

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