4歳男児が死亡…うつぶせで浮いていた水路 フェンスない場所も 捜し回ったママ友たち驚き「まさか」

用水路で4歳児死亡 自宅から外出し不明=加須市

 30日午前5時53分ごろ、埼玉県加須市礼羽の用水路で、市内に住む男児(4)が、うつぶせに浮いているのを近所の男性(44)が見つけて110番した。男児はその場で死亡が確認された。

 用水路は幅約2メートル、水深約1.5メートルで、自宅から現場まで直線距離で約270メートル。男児が発見された場所の上流には、フェンスがない場所があるという。遺体に目立った外傷はないという。同署は司法解剖して死因を調べるとともに、事故と事件の両面で捜査している。

■防護フェンスないところも

 現場は住宅街を流れる水路で、小学校の通学路にもなっている。加須駅の南口から線路沿いに騎西地区方面に向かって約900メートルの場所にある。

 近所に住む女性(35)によると、男児がいなくなってから、防災放送で近所に協力を求めるアナウンスがあったという。「ママ友で(通信アプリの)LINE(ライン)をするなどして協力しました。まさか用水路で亡くなるなんて」と驚いていた。

 水路の周囲には車道側を中心に防護柵があるだけ。女性は「夏場はザリガニを目当てに子どもが水路を見に来ることがある」と話した。

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