板谷由夏 バス停で寝泊まりするホームレスに 社会的孤立を描く「夜明けまでバス停で」公開決定

高橋伴明監督、板谷由夏主演の映画「夜明けまでバス停で」が、10月8日から劇場公開されることが決まった。

「夜明けまでバス停で」は、誰しもが置かれるかもしれない社会的孤立について描いた作品。昼間はアトリエで自作のアクセサリーを売りながら、夜は焼き鳥屋で住み込みのパートとして働いていた北林三知子は、突然のコロナ禍により、仕事と家を同時に失ってしまう。一方、三知子が働いていた焼き鳥屋の店長である寺島千晴は、コロナ禍で現実と従業員の板挟みになり、恋人でもあるマネージャー・大河原聡のパワハラ・セクハラにも頭を悩ませていた。誰にも弱みを見せられず、ホームレスに転落した三知子は、公園で古参のホームレス・バクダンと出会う。

バス停で寝泊まりするホームレスに転落してしまう主人公・三知子役を演じるのは、2005年の「欲望」以来の映画主演となる板谷由夏。「痛くない死に方」の高橋伴明監督が、「今、これを世の中に発信しなければ」という思いを胸に作り上げた。

高橋伴明監督のコメントは以下の通り。

【コメント】

■監督:高橋伴明
子供の頃からずっと何かに対して怒っていた気がする。映画屋になってからも「怒り」が映画を創る原動力だった。ストーリー上での状況、登場人物のキャラ、セリフ……想定した敵と怒りを持って戦かってきた。それは『光の雨』まで続いたが、ある想いに至り怒りを封印する忍辱行に勤めることにした。ところがどうだ、世の中は醜い怒りの種を増殖するばかりである。『光の雨』から20年、監督デビューから50年、何のヒネリもなく、そのままに「怒り」を吐露しても、もういいのではないだろうか。

【作品情報】
夜明けまでバス停で
2022年10月8日(土)より新宿K’s Cinema、池袋シネマ・ロサ他全国順次公開
配給:渋谷プロダクション
©2022「夜が明けるまでバス停で」製作委員会

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