なんば → 横浜・池袋 夜行バス乗車記 快適に移動できる?(グレースライナー)

大阪 〜 横浜間を夜行バスで移動する場合、快適に過ごせるかが心配ですよね。今回は格安夜行バスに乗車しその様子を詳しくお伝えします。★なんば発 → 東京行き 最安値便はコチラ!## 大阪 → 横浜・東京は夜行バスが安くてお得!

なんば → 横浜・池袋を走るグレースライナー

大阪から横浜・東京などの首都圏への移動はさまざまな移動手段があります。
その中でも夜行バスは、新幹線に比べて格安で移動できる大きなメリットがあるほか、夜寝ている間に移動できるため新幹線を利用するよりも早い時間に目的地に到着することもできます。筆者が利用した夜行バスと、新大阪駅を始発で出発する東海道新幹線「のぞみ200号」の料金と到着時間を比較すると次の通りです。

夜行バス東海道新幹線「のぞみ」出発22時20分(なんばパークス前)6時00分(新大阪駅)到着翌 6時5分(横浜駅東口)8時05分(新新宿駅)所要時間7時間45分2時間5分運賃6,210円13,540円

夜行バスは乗車する曜日によって値段が大きく異なります。
今回乗車した日は、夜行バスが最も高い金曜日だったので6,210円でした。これが月曜出発の便だと2,000円から4,000円ほどになります。
安くて夜間に移動できる夜行バスですが、気になるのは乗り心地や乗車後の疲労ですよね。

今回は難波から横浜までグレースライナーGR902便(Grace liner 902)に乗車し、その様子を詳しくレポートします。

高速バス乗り場はなんば駅から徒歩10分!行き方は?

大阪難波駅の様子

大阪難波駅からなんばパークス前までの道順(画像:Google Mapを加工)[/caption]
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なんばパークス前までの行き方© OpenStreetMap contributors

それでは高速バスが発車するバス停、なんばパークス前に向かいましょう。
乗り場は地下鉄、近鉄・阪神の大阪難波駅からは歩いて10分ほど、南海のなんば駅からは歩いて5分ほどのところにあります。
今回は近鉄・阪神のメイン出口である「近鉄難波ビル」から歩いて乗り場に向かいます。
出口から出たらまずは大阪難波駅から南海なんば駅方面に向かって歩きます。

阪神高速下「パークス通り」をまっすぐ進む

手前にJAMJAMライナーの「なんばパークス通」バス停がある

南海なんば駅を左手にみながら「パークス通り」を南下します。パークス通りの頭上には阪神高速が通っているので、これが目印になります。

これをまっすぐ進めばなんばパークス前のバス停に到着しますが、その前にJAMJAMライナーの「なんばパークス通」バス停があります。
グレースライナーのバス停は、JAMJAMライナー(ジャムジャムライナー)のバス停の約200m先にあるので間違わないように注意しましょう。このままヤマダデンキ付近まで歩きます。

グレースライナーの「なんばパークス前」バス停

「ヤマダデンキLABI1なんば」。ヤマダデンキLABI1なんばの前に目的のバス停がある

グレースライナーの時刻表

3分ほど歩くと「ヤマダデンキLABI1なんば」店があります。
ヤマダデンキの向かい側の車線にあるのがグレースライナーのバス停です。バス停には大きく「グレースライナー」の文字が書かれているのでわかりやすいです。バス停には運行される便の時刻が記載されているので、間違いがないか確認すると安心です。

バス停付近には「ファミマ‼︎」の小浦なんばパークス店がありますが、営業時間は21時までです。
アイマスク・歯磨き・ミネラルウォーターなど、乗車前に必要なものがある場合は道中のコンビニで購入する方が、タイムロスは少ないでしょう。

大阪難波駅からここまで、徒歩で約10分ほどでした。南海なんば駅から歩いて行く場合はもう少し早く到着できます。道も広くて迷わず行くことができました。

高速バス乗車前に必ず持参したいもの

筆者が夜行バス乗車時に持参するグッズ

ここで本題からは少しそれますが、夜行バス乗車時に筆者が必ず持参している対策グッズ3点を紹介します。

  • 蒸気でホットアイマスク
  • ネックピロー
  • 携帯用歯ブラシ

上記が筆者が乗車時に持参している「夜行バス対策必需品」です。夜行バスは「いかに安眠できるか」が重要です。ひとつひとつグッズの安眠につながる役割を説明します。

夜行バスの走行時は完全に室内灯を消灯して運転されますが、途中サービスエリアでの休憩時は電気をつける場合がほとんどです。せっかく安眠していてもその際に起こされてしまうので、明るさ対策で「蒸気でホットアイマスク」を持参しています。コンビニで100円程度で買えるので、オススメです。目は温めてくれませんが普通のアイマスクの方が何度も使えるのでそちらもオススメです。

続いてネックピローは、高速バスの車内には枕の用意がない場合がほとんどなので、頭の位置を調整するために持参しています。
ただ、これはかさばるのでリュックに入れにくいという欠点もあります。ネックピローは荷物に余裕がある場合や、膨らまして大きくするタイプのものを持参するのもアリですね。

最後に携帯用歯ブラシです。
夜行バスには歯ブラシの装備もない場合がほとんどですので、途中の休憩時や目的地に到着した際に歯磨きをするために持参しています。持参すれば翌朝すぐに歯磨きができるので、磨き忘れを防止できます。

筆者が常に持って行くグッズは以上3点です。他にも周囲の音が気になる場合は耳栓を持参するのも良いでしょう。ご自身の睡眠に必要なグッズを持参すれば、しっかり対策した「安心感」から眠りにつくパターンが多いです。
以上、対策グッズの紹介でした。

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グレースライナーに乗車!車内の様子をたっぷり紹介!

乗り場に到着したグレースライナー

バスは発車の約10分ほど前に乗り場に到着します。
藍色で高級感を感じられる見た目がグレースライナー(GLACE LINER)の特徴です。乗務員さんに自身の名前を伝え、バスに乗り込みます。なんばからは20名ほどの乗客がバスに乗り込みました。

「グランドグレース」座席の様子

乗車したのはグレースライナーの「グランドグレース」(4列ゆったりシート)と呼ばれる座席タイプの車両です。
今回のグランドグレースは、2+2列の4列シートが縦に10列並んでいます。通常のバスは11列なので、1列座席が少ない分、座席間隔(シートピッチ)が広く取られているのが特徴です。

夜行バスの場合、窓側席より通路側席の方が途中休憩に行きやすいので筆者は重宝しています。
グレースライナーでは、座席希望(通路側等)は当日16時までにグレースライナーコールセンターに電話すれば指定をすることができます。

* 状況により希望に添えない場合があります。

あらかじめリクライニングされた座席

座席はあらかじめリクライニングされた状態でセットされています。
リクライニングがされているので、後ろの人に気を配らずにゆったりとした状態で移動することができます。夜行バスでは乗車中はほとんどが寝ている状態なので、あらかじめ座席がリクライニングされているのはありがたいですね。最近、最初からフルリクライニングにしてくれているバス会社・バス便が増えてきました。

着席して足を伸ばした際の様子

グランドグレースの座席間隔(シートピッチ)は45cm。身長183cmの筆者が座っても、十分余裕のある広さでした。

全席コンセント付き

全ての座席にコンセントがついています。
これがあれば、夜間にスマートフォンの充電をすることが可能なので、翌朝フル充電で目的地での活動ができますね。

隣の席との間にあるカーテン

隣の席との間にはカーテンが設けられています。カーテンを閉めれば寝顔を隣人にみられることはなく、プライベートな空間を確保することができます。

各座席にはフットレストの装備も

さらに各座席にはフットレストの装備もあります。フットレストを使用すれば体勢を変えて寝ることもできるので安眠効果も期待できます。

また、座席配置は隣が同性になるように割り当てられ、車両の後方が女性専用エリアになっています。
これなら女性1名での利用でも安心して利用できますね。実際、乗客の半分以上が女性の1名利用でした。

なんば・梅田・京都 → 横浜・池袋・新宿行きのグレースライナーを予約する!## なんばを発車!途中の休憩は3回

ほぼ満席で横浜・池袋に向かう

なんばより前に乗車した人となんばで乗車した人でバスはほぼ満席状態でなんばを出発しました。乗車した人は若者が多かったです。
発車するとすぐに車内の電灯は消灯されました。

「このまま寝よう…」と思ったのですが、車内が暑くて中々眠りにつくことができませんでした。
それもそのはず、車内は暖房がついていたのです。
車内にブランケットがないため、おそらくその配慮かと思われますが暑いと逆に眠ることができません。
たまらず、最初の休憩地で乗務員さんに申し入れ、暖房を弱めてもらうことにしました。

バス車内の空調への意見は乗務員さんに申し出ることによって変更してもらえるので、我慢はしないことが重要です。

1回目の休憩地土山サービスエリア

最初の休憩はなんば出発から約1時間20分後、滋賀県の土山サービスエリアです。
今回乗車した夜行バスは、途中15分ほどの休憩を3回挟み横浜・池袋に向かいます。

土山SA内の様子

土山SA内の様子

車内での食事は匂いの強いものや音がするものは禁止されています。
途中食事をしたい場合は休憩時にバスの外でするようにしましょう。土山SA内には24時間営業のセブン-イレブンもあります。
また、バス車内にはお手洗いの設備もありませんので、トイレは休憩地で済ませるようにしましょう。

筆者は歯磨きを済ませて再びバス車内に乗り込みました。

休憩を終えるとバスは土山SAを発車して一路東に向かいます。

2回目の休憩地の掛川パーキングエリア

時刻は午前2時50分、バスは2回目の休憩地である静岡県の掛川パーキングエリアに到着しました。

本来この時間、夜行バス乗車時でも寝ていることが多い筆者ですが、今回はお尻の痛みが気になり熟睡できませんでした。
こんな時は休憩地で下車して軽い運動をすると解消される場合もあります。
またずっと同じ体勢いると脚がむくむので休憩では歩くのもオススメします。

掛川PAに停車するグレースライナー

掛川PA内の様子

時間も深夜帯なので、2回目の休憩に降り立ったのは乗務員さんと他数名の乗客だけでした。
掛川PA内にも24時間営業のコンビニがあるので、飲み物が必要になった場合などは購入することができます。

軽い運動を済ませ、少し疲れた状態で再びバスに乗車。次こそ眠れることを期待しながら目をとじます。

3回目の休憩地海老名サービスエリア

海老名SA内の様子

気分転換の甲斐もあって、ある程度睡眠を確保することができました。夜行バスで眠れない状況になったら、ひとまず休憩地で外に出ることが大切だと再認識しました。
午前5時15分ごろに3度目の休憩地海老名サービスエリアに到着です。海老名に着く頃にはもうすでに日は昇っていました。

定刻通りに横浜に到着!疲労感は?

横浜に到着した夜行バス

海老名サービスエリアまで来ると、目的地の横浜まではもうあと1時間もかかりません。
午前6時5分、バスは定刻通り横浜駅東口スカイビル<YCAT>前に到着しました。

※ 「YCAT(ワイキャット)」は、横浜シティ・エア・ターミナルの略称です。

横浜では10名程度の人が降りている様子でした。バスは横浜を出発すると次は終着の池袋です。池袋サンシャインには7時40分ごろ到着予定とアナウンスがありました。(予約時の時刻表では池袋サンシャイン到着は7:10でした。)

気になる乗車後の疲労感ですが、やはりお尻の痛みは最後まで消えることがありませんでした。痛みを誤魔化すために色々な体勢で寝ることによってなんとか凌いだ、というイメージです。
そのため眠気も残っていますが、こちらはまた移動する電車内で30分ほど寝れば解消しそうな感覚でした。

夜行バスは乗るたびに痛む場所が毎回異なるのが、本当に不思議だなと感じています。

バス停から横浜駅までの道順

バス停には横浜駅までの案内図が掲載

さて、到着したらまずは横浜駅まで向かいます。バス停から横浜駅までは歩いて10分ほどです。
最後に横浜駅までの経路も紹介します。

バス停から横浜駅まで歩く

横浜スカイビルの階段を降りていく

バス停から降りて目の前の道を首都高速方面に向かって歩きます。
高速手前にある信号を右折して目の前にある「横浜スカイビル」の階段を下に進みます。

PORTAを右折して進む

地下コンコースを進み、PORTA(ポルタ)の地下街に入るように左折します。
頭上にも横浜駅への案内があるので迷うことは少ないと思われます。

エスカレーターを登ると横浜駅

横浜駅に乗り入れる鉄道路線

直進するとエスカレーターがあり、これを登ると横浜駅に到着します。
手前側に京急の改札があり、その奥に京浜東北線・上野東京ライン・湘南新宿ラインなどのJR線の改札があります。そのさらに奥には相鉄線乗り場、地下に進むと地下鉄、東急線、みなとみらい線の改札があります。

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