ミナトの休日(令和4年5月15日開催) 〜 笠岡の海を眺めながらおいしいモノを堪能するマルシェ

岡山県笠岡市の住吉港に隣接する笠岡諸島交流センター(笠岡港旅客船ターミナル「みなと・こばなし」)で、令和4年(2022年)5月15日(日)にミナトの休日が開かれました。

ミナトの休日、初回の開催は令和2年(2020年)の7月。

令和元年(2021年)は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催できない期間があったものの、2022年になり、3月・4月・5月と3か月連続での開催です。

5月15日の開催で11回目となるミナトの休日。

笠岡の港で、地元の食材を使った食べ物やお酒を楽しめるアットホームなマルシェ、ミナトの休日をレポートします。

ミナトの休日とは

ミナトの休日は、笠岡市で生産されている食材を使った食べものやスイーツを販売するお店や、笠岡市内で営業しているお店が集う笠岡の食のマルシェです。

クラフトビールや酎ハイ、日本酒、ウイスキーなどのアルコールも楽しめるのが特徴。

開催場所は、住吉港の笠岡港旅客船ターミナル「みなと・こばなし」駐車場です。

4店舗の出店から始まったミナトの休日は、徐々に出店数が増え、毎回10店舗ほどのお店が出店するようになりました。

なお、住吉港からは笠岡諸島へ渡れます。

ミナトの休日でゆったりとした時間と風景を楽しむ

ミナトの休日の楽しみ方は人それぞれです。

おいしいものを買い、海側に設置されたテラス席で、潮が香る海と船を見ながら食を堪能するのも良いし、クラフトビールや日本酒などを飲み比べて楽しむのも良し。

テイクアウトもできるので、気になるものを買ってゆっくりと自宅で味わってもOKです。

それでは、11回目となる5月15日(日)のミナトの休日のようすをお伝えしましょう。

笠岡ゆるキャラ「カブニ」くんもやってきた

六島浜醸造所のイチジクエールはうますぎてデンジャラス

ミナトの休日で毎回楽しみなのは、六島浜醸造所のクラフトビールです。

どんなビールを持ってきてくれているのか、ワクワクしながら六島浜醸造所をのぞきます。

5月15日の注目ビールは、BriGarden(ブリガーデン)のイチジクを使った「イチジクエール FANTOME JARDIN(ファントムジャルダン)」です。

イチジクエール ファントムジャルダンは、BriGardenが作る幻の黒イチジク「ビオレ・ソリエス」を使った限定品。

苦みが強くないのでゴクゴクいける飲みやすいクラフトビールです。

ほんのちょっと感じられる甘みとホップの苦みが絶妙のバランス。

飲まずにはいられない一品ですよ。

しかし、飲みやすいがゆえに、いつの間にか飲み干している…ちょっと危険なビールなので、飲み過ぎ注意です(笑)

BriGardenのイチジク「蓬莱柿」を使った美作ビアワークスの「ICHIJIKU SHAKE IPA(イチジク シェイク IPA)」は、午前11時20分の時点で完売していました。

六島浜醸造所の前で、思わず立ち止まってじっくり見たもの。

なんとビールのラベルのロゴをあしらったTシャツです。

六島浜醸造所ファンは手に入れたくなりますね。

いつも完売するパシオンのスコーン

倉敷・笠岡・福山などのマルシェでおなじみのpasión(パシオン)

スコーンは完売するものが多いので、早めにお店にたどり着かないと後悔します。

午前10時の開店から1時間ほどたつと、売り切れスコーンが数種類。

苺は大人気。
プレミアム 完熟紅ほっぺ、完売です。

そして、パシオンの「しろっぷサイダー」もおすすめ。
筆者も毎回飲みます。

笠岡干拓 岡田農園 紅ほっぺ しろっぷ

甘すぎずさっぱりしているので後味が良いサイダーなのです。

しろっぷサイダーは、黒イチジクと紅ほっぺがよく売れていましたよ。

▼こちらは「しろっぷ 酎ハイ」。

笠岡干拓 BriGarden 黒いちじく しろっぷ

黒イチジクの風味たっぷり、ゴクゴク飲める酎ハイなので、気づいたらもうない!となることでしょう。
イチジクエール ファントムジャルダンと同じく飲み過ぎ注意です(笑)

ぼっけーまち会議はかき氷とワークショップ

笠岡にかかわる18歳から40歳くらいまでの人たちが、自ら考え、企画し、実行するまちづくりの取組みをしているぼっけーまち会議

かき氷とワークショップの提供です。

ワークショップでは、自然素材を使ったリースやスワッグを作ります。

▼笠岡諸島交流センターの会議室でワークショップは開催されました。

ワークショップで使う自然素材は、大阪市天王寺区から運んできたそうです。

BriGardenで有田商店製造の黒千石大豆おにぎりを

笠岡湾干拓地でイチジクや柑橘類、タマネギ、ニンニク、白小豆などを生産しているBriGarden(ブリガーデン)

BriGardenの黒千石大豆を使って有田商店が製造した「黒千石大豆おにぎり」を買いました。

小粒ながら黒千石大豆の風味がしっかりと感じられます。

上品な甘さの大豆がきいている逸品。

ビールやお酒を飲む前の腹ごしらえにピッタリです。

島のサライのたこ焼きはビッグ

島のサライのたこ焼きは、早く買わないと売り切れてしまう人気フード。

通常のたこ焼きサイズよりやや大きめなのです。

5月15日は、午後1時過ぎに完売していました。

大きめのたこ焼きは、ほくほく。

海を見ながら、焼きたてのたこ焼きを食べるのがGOODです。

一本松の鉄板で熱々作りたての焼きそばを

笠岡市神島の鉄板焼のお店、鉄板焼き 一本松は焼きそば、森林どり手羽先の唐揚げ、牛串を販売しています。

鉄板で作られる熱々の焼きそばはおいしい!

唐揚げはビールが進みますよ。

古民家カフェ&創作ダイニング遊の和牛ハンバーグは口の中でとろける

ミナトの休日で人気なのが、古民家カフェ&創作ダイニング遊の「和牛にゅうめん」です。

神戸和牛の牛すじ煮込みがのっているにゅうめんは、和風のお出汁と牛すじがベストマッチ。
一度は食べてほしい一品です。

筆者が今回食べたのは、「和牛ハンバーグ」と「親鳥チャーシュー」。

和牛ハンバーグは神戸牛A5ランクだけあって、すごくおいしい!

口の中でとろける感覚です。

親鳥チャーシューは甘辛い味付けで、独特の食感にやみつきになるかもしれません。
これまたビールに合います。

DINIG BAR MALFISHのフライをつまみにウイスキーを

DINIG BAR MALFISH(ダイニングバー モルフィッシュ)の人気商品は、「鯛フライ」です。

鯛フライは、「タルタル入り」「チーズ入り」「梅しそ入り」の3種類。

骨が抜かれているので、そのままがぶりと食べられるのです。

なかに入っているタルタルソースやチーズ、梅しその味がホクホクの身と合ってパクパクが止まらない!

鯛フライのほかに、アジフライも人気です。

5月15日は、アジフライのほうが早く完売になっていました。

魚串ねぶと屋で日本酒を飲み比べ

小さなコップで日本酒の飲み比べができる魚串(ととくし)ねぶと屋

1杯が300円からなので、気軽に店主のおすすめを試せるのです。

今回のおすすめは、喜久盛酒造株式会社(岩手県北上市)の「純米酒 酩途(めいず)」。

ラベルがオシャレなんです。

酩途は、グラフィックアーティストGUCCIMAZE(グッチメイズ)氏とのコラボ商品だそう。

まろやかでちょっぴり甘い口あたり。

酒を飲み進めていくうちに酩酊状態に向かっていくことから酩途と名づけられただけあって、気づいたら夢見心地になっているかも。

▼店主が着ていた喜久盛酒造のTシャツに惹かれ1枚パシャリと。

▼こだわりの日本酒といっしょに食べたいのが「たころっけ」。

笠岡産の真蛸(まだこ)を使っているアツアツたころっけを、はむっとかじり日本酒をぐいっ。

最高じゃないですか。

おわりに

2022年5月15日の開催で11回目のミナトの休日。

常連さんが多く訪れます。

筆者も続けて通っているので、毎回顔見知りの知人友人と話をするのも楽しみのひとつです。

おいしい食べものとおいしいお酒を海のすぐそばで楽しめるのは、ミナトの休日ならではですね。

お目当ての食べものがあるときは、午前中の早い時間に。

ゆっくりとお酒を楽しみたいならお昼からまったりと。

潮風にあたりながら、港マルシェ『ミナトの休日』でのんびりするのも良いですよ。

© 一般社団法人はれとこ