31日、広島県の湯崎知事は、新型コロナウイルスの感染状況について、「大型連休の影響も収まり、落ち着きつつある」という見方を示しました。
広島県 湯崎英彦知事
「現在、(新規感染者は) 16日連続で前の週を下回っていて、ゴールデンウィークの影響も収まってきたのではないか」
湯崎知事は、医療機関の確保病床の使用率も「このまま推移すれば、来月中も50%は超えない見込みだ」と話しました。
一方で、「手洗いや換気といった基本的な対策が重なり合って、感染予防の効果はより高まる」として、継続を呼びかけました。
また、県が3月に実施した調査では、患者と濃厚接触した同居家族のうち、3回目のワクチン接種率が低い若い世代で感染率が高かったということです。このため、湯崎知事は、あらためて若い世代に積極的な接種を呼びかけました。
31日は、広島市で新たに188人の感染確認が発表されています。広島市の発表が200人を下回るのは、3月22日以来です。