香川照之が「六本木クラス」で竹内涼真の宿敵に決定!「ぜひ『憎たらしい』と思っていただければ」

竹内涼真主演で7月にスタートする、テレビ朝日系の連続ドラマ「六本木クラス」(木曜午後9:00、開始日未定)に、香川照之が出演。主人公にとって最大の宿敵である巨大飲食企業の絶対的権力者を演じる。

本作は、大ヒット韓国ドラマ「梨泰院クラス」を日韓共同プロジェクトでリメークする“ジャパン・オリジナル版”。絶望の淵に立たされた青年が復讐(ふくしゅう)を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく、仲間と共に立ち向かっていく“下剋上”を主軸に、“ラブストーリー”そして“青春群像劇”が交錯した究極のエンターテインメントは、2020年1~3月に韓国で放送され大ヒットを遂げ、20年3月からNetflixで配信されると日本でも大ブームを巻き起こした。

“ジャパン・オリジナル版”の舞台は、東京・六本木。原作は「梨泰院クラス」の漫画原作を日本の設定に置き換えて翻案された、漫画「六本木クラス」。さらに、原作漫画の作者で、ドラマ「梨泰院クラス」の脚本も担当したチョ・グァンジン氏や演出を担当したキム・ソンユン監督をはじめ、ドラマを制作した「SLL」、原作漫画の版元である「カカオエンターテインメント」、その子会社で現在大ヒット中の「社内お見合い」を手掛けた「クロス・ピクチャーズ」という、錚々(そうそう)たるチームの協力の下、今回のドラマ制作が実現。主人公・宮部新を演じる竹内をはじめ、ダブルヒロインで楠木優香役の新木優子、麻宮葵役の平手友梨奈が発表され、期待が高まっている。

香川が扮(ふん)するのは、この作品の最重要人物の1人で、竹内演じる宮部新が復讐を誓う宿敵であり、飲食産業の頂点に君臨する「長屋ホールディングス」会長・長屋茂。一代でトップの座を築いた茂は、「長屋ホールディングス」のためなら手段を選ばない非情な人物だ。あることをきっかけに新を絶望の淵に追いやり、やがてどん底から立ち向かってくる新を何かと意識して、あらゆる手段で立ちはだかっていく。

同系の連続ドラマ初レギュラーとなる香川は「今回お声掛けいただけたことは、うれしいというよりはプレッシャーではありますが、大変ありがたいなと思いました。僕がやれることを精いっぱいやって、粛々と悪役を演じさせていただきます。僕は悪役を演じる時に、人間の『悪』の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っているので、ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」と意気込む。

そして、竹内について「竹内涼真さんとは初めて共演をさせていただくのですが、以前、同じスタジオで別の作品を撮影している際にお会いさせていただいたことがあって、その時は大きくて甘いマスクの二枚目だなと思いました。でも、今回撮影に入る前に本読みでお会いした時は髪形を変えられていて、竹内さんのこの役に対する意気込みを感じて、以前お会いした時の竹内さんには見えませんでしたね。役者が髪の毛を切ったり伸ばしたりするのは、役に本気でアプローチしているということが伝わる工程なので、もちろん髪の毛は一瞬で切れますけど、その意気込みがいいですよね。ほかの方々も髪形やメークも含めて、とても肉薄しようとされていましたし、何よりも皆さん、これ以上ないキャスティングだなと感じました」と称賛した。

さらに本作に関して「実は僕は『梨泰院クラス』は見ないで作品に入ったのですが、これまでも実在の人物を演じる時以外は原作に触れないというやり方で何十年とやってきているんです。演じていて全部が新鮮ですし、視聴者も原作を見ている人、見ていない人がいて、合わせたら100%ですから、キャストの中でも見た上で挑む人がいる中で、僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います! ただ、普段は最後まで原作を見ないのですが、今回唯一違うのは、演じ終わったシーンから『梨泰院クラス』のそのシーンを見て、取り返しのつかない過去の方を未来にしているっていうね、撮り終えたシーンが原作ではどうなっているのかを見るのが本当に楽しみで。『あぁ、こうやったんだ!』とか『これはいい役作りだな』と思ったりして、見なくて良かったなと思ったりしています。見ていたら、僕いい子なんでまねしちゃうんですよ、意外に素直なので(笑)。そんな見ていない側の作品へのアプローチを、この長屋茂という役を通して楽しんでいただければなと思っています」と意外な心情を明かしアピール。

竹内は「香川さんと共演させていただくのは、めちゃくちゃ楽しみです。香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(フジテレビ系)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました。これまでスタジオですれ違うことはあったんですけど、お芝居をご一緒する機会はなかったので、今は早く現場でお芝居したい気持ちでいっぱいです。長屋茂は、新にとってある意味エネルギーというかかき立てる存在。僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです!」とやる気をみなぎらせ、期待を寄せている。

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