JR東日本、列車遅延やスマホの行動情報に応じて割引券 6月から実証実験

JR東日本は、スマートフォンの位置情報や列車運行状況に応じて、エキナカ店舗などで利用できるクーポンを配信するアプリ「Tokyo Nudge(トウキョウナッジ)」を開発した。6月1日から山手線と京浜東北線で実証実験を行う。

両路線を対象に、列車が5分以上遅延している際、エキナカ店舗で利用できるクーポンを配信する。また、午後10時から午前0時までの間に列車を利用した人には、翌午前8時にクーポンを配信する。

クーポン例は、「NewDays」「NewDays KIOSK」で使えるパスタ・調理麺50円引きクーポン、「ベックスコーヒーショップ」で使える全ドリンク100円引きクーポン、シェアオフィス「STATION WORK」の30分無料クーポンなど。

クーポン配信による利用者の満足度や購買行動への影響について調査する。実証実験の結果を検証し、サービス向上に向けた検討を行う。行動情報などのデータは、アプリを共同開発するAxon Vibeが保管し、外部企業等には共有しない。ユーザーはデータ削除や追跡中止をいつでもリクエストできるという。実施期間は7月31日まで。アプリはiOS、Android向けに6月1日から配信する。

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